ILASセミナー :知識の修得と活用―そのメカニズムを検証してみよう―

科目ナンバリング U-LAS70 10001 SJ50 開講年度・開講期 2021 ・ 前期
単位数 2 単位 授業形態 ゼミナール
配当学年 主として1回生 対象学生 全学向
使用言語 日本語 曜時限 金5
教員 奥村 英之 (エネルギー科学研究科 准教授)
授業の概要・目的  大学における学問及び企業生活を含む社会生活等においては、必要な知識に加えて過去の事例を頭に置き、無限の選択の中から判断し、実行することが求められる。
 私は材料科学の専門家として、学問とは、単なる知識や過去の事例の集積にとどまらず、それらの活用による新たな知の創作、発見であると考えている。これは、おそらく全ての学問分野について言えることであろう。学生諸君は大学入学までは答えのある問題に解答することが求められたが、大学において本質的な意味での学問を身につけるためには、俯瞰的に事象を観察し、同時に目標を設定しロジカルに戦略・戦術を考えていくことが重要であり、そのトレーニングを行う事が必要不可欠である。
 その過程において知識の習得、活用のメカニズムを理解しておくことは、効率よくトレーニングを行うために極めて重要である。
 本ILASセミナーでは、上記の目的に立ち、多くの大学及び社会で戦略・戦術的思考を醸成するために活用されている「囲碁」を用い、知識の習得と活用のメカニズムを検証しつつ、俯瞰視と総合的判断能力を培う。授業を進める中では、単なるゲームの知識獲得ではなく、知識の獲得と活用には適切な判断と責任が伴うこと、さらには俯瞰視に基づく論理的思考(ロジカルシンキング)が身につくように工夫する。
到達目標 俯瞰的に事象を観察し、同時に適切な目標を設定してロジカルに戦略・戦術を考えてゆく能力の修得。

大学及び社会で戦略的・戦術的思考を醸成するために活用されている「囲碁」を用い、知識の習得および活用のメカニズムを検証しつつ、俯瞰視と総合的判断能力を培う。知識の獲得と活用には適切な判断と責任が伴うこと、さらに俯瞰視に基づく論理的思考(ロジカルシンキング)の重要性などを理解する。
授業計画と内容 授業回数はフィードバックを含め全15回とし、以下のテーマについてそれぞれ1~2回の講義をおこなう。

 1)基本的知識の獲得(2回)
 2)基本的知識と過去の事例の重要性に関して(1回)
 3)俯瞰視の重要性について(1回)
 4)判断と責任に関して(2回)
 5)布石を打つとは(2回)
 6)定石の考え方と基本的な使い方(2回)
 7)過去の事例に関して(1回)
 8)俯瞰的判断の基本とその意味(1回)
 9)俯瞰視に基づく論理的思考と知の創作、発見(2回)

 について囲碁の実習を交えて講述し、答えの無い問題の解決方法を学ぶ。
成績評価の方法・観点 平常点(講義への積極的参加)、レポートの提出点、セミナーでの発言内容、などをもとに総合的に評価する。詳しくは授業中に説明する。
履修要件 講義では囲碁の修得過程を題材にするので、既に囲碁について相当の力量を有している者は受講対象外とします。
授業外学習(予習・復習)等 講義の進捗状況や学生の能力修得状況に応じて、適切と思われる課題を課す場合がある。
参考書等 必要に応じて講義中に資料を配付する。
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