学部特殊講義IB(総合人間学としての精神分析)

科目ナンバリング U-HUM11 21510 LJ46
U-HUM11 21510 LJ34
開講年度・開講期 2021 ・ 後期
単位数 2 単位 授業形態 特殊講義
配当学年 2-4回生 対象学生
使用言語 日本語 曜時限 火4
教員 上尾 真道 (非常勤講師)
授業の概要・目的 本講義ではS.フロイトが創始し、J.ラカンが発展させた精神分析理論の意義を、近現代の哲学・科学・人文学の文脈のもとで整理・検討する。とりわけ19世紀以降のヨーロッパ思想における〈有限な人間〉と〈理性〉の関係という問題に、フロイト、ラカンのそれぞれのテクスト読解を通じてアプローチする。そうして、様々な学問領域を接続するのに役立つような人間性の現代的理解を、精神分析思想から学びとることを目指す。
到達目標 1.哲学と精神分析が共有する人文学的論点について基礎的知識を獲得する。
2.現代の人文学的論点について精神分析的着想を利用しながら考察することができる。
授業計画と内容 1)導入:精神分析・哲学・人文学
2)フロイト1:グラディーヴァ(1)
3)フロイト2:グラディーヴァ(2)
4)フロイト3:カント哲学とフロイト
5)フロイト4:ブレンターノとフロイト
6)フロイト5:心理学草稿
7)フロイト6:エディプス・コンプレクス論
8)ラカン1:フランスの精神分析
9)ラカン2:「盗まれた手紙」読解1(E.A.ポー)
10)ラカン3:「盗まれた手紙」読解2(想像的コミュニケーション)
11)ラカン4:「盗まれた手紙」読解3(言語の次元)
12)ラカン5:「盗まれた手紙」読解4(ハイデガーとロゴス)
13)ラカン6:「盗まれた手紙」読解5(サイバネティクス)
14)ラカン7:「盗まれた手紙」読解6(結論)
15)フィードバック
成績評価の方法・観点 最終レポートを実施する。
到達目標の1については、自分の文章で十分な説明を行えること、2については少なくともひとつの概念についての理解を文章で表現し、みずからの関心のある事象と関連付けて記述できることを目標とする。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 前回授業の内容について復習して臨むこと。また紹介する関連文献について、授業外で積極的に自主学習を行うことが望ましい。
教科書 授業時に資料プリントを配布する。
参考書等 ラカン 真理のパトス, 上尾真道, (人文書院, 2017), ISBN:978-4409340509
そのほか授業内で適宜、紹介する。
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