日本語学・日本文学IIIB

科目ナンバリング U-HUM32 24419 LJ36 開講年度・開講期 2021 ・ 後期
単位数 2 単位 授業形態 講義
配当学年 2-4回生 対象学生
使用言語 日本語 曜時限 水4
教員 須田 千里 (人間・環境学研究科 教授)
授業の概要・目的  泉鏡花は明治から昭和に渉って活躍した作家である。この授業では、主に鏡花が旅行で得た知見をどのように作品化したかや、前近代文学との関わり、子どもを視点とした作品の分析、さらに芥川龍之介や川端康成など鏡花に縁の深い作家との文学的交流、鏡花の単行本に関する書誌的考察を行う。併せて、受講生の批判意識を深め、研究の手法を学ぶ。
 授業は事前に教員が講義内容の一部をPandAのリソースに置くので、受講生はそれを読んで質疑・意見を全体で5回(各回に締切を設ける)、PandAの「課題」に提出する。教員は次回の講義でそれに答える。期末にはレポートを提出する。
なお、前期の日本語学・日本文学IIIA履修を推奨する。
 
到達目標  泉鏡花に関する研究内容の把握が出来ること、従来の評価や論点を知った上で、自分の考えを論理的に述べられるようになること。他の受講生の多様な意見を受け入れ、適宜意見交換をしながらさらに自分の論点を深められること。クラス全体で、重層的に考えを発展していけること。批判的な考え方が出来ること。説得性と独自性を備えたレポートを書くことができること。
授業計画と内容  泉鏡花の研究において受講生の批判意識を深め、研究の手法を学ぶべく、適宜質問、意見などを提出して貰う。教員は、それを踏まえて補足する。
 学生は、教員の講義内容がより深く理解できるように、各自作品本文や論文を十分読み込み、質問や意見等を提出し、レポートを作成する。なお、理解の程度にあわせて進度や内容を調整することがある。
第1回 ガイダンス。泉鏡花の生涯と作品
第2回 「歌行燈」の舞台と素材
第3回 「歌行燈」の構成と主題
第4回 川端康成と泉鏡花―「雪国」と「歌行燈」―
第5回 伊勢・志摩と鏡花文学
第6回 信州・飛騨と鏡花文学
第7回 「黒百合」「薬草取」の山中異界
第8回 「春昼」の山中異界
第9回 明治二十年代の子どもによる一人称小説
第10回 鏡花の子ども語り小説への影響
第11回 鏡花と芥川龍之介
第12回 鏡花と尾崎紅葉・谷崎潤一郎・辻潤・宮島資夫・安成貞雄・佐藤春夫
第13回 鏡花の単行本書誌の諸問題―概要―
第14回 鏡花の単行本書誌の諸問題―特論―
第15回 まとめ
成績評価の方法・観点 質問・意見等の表明5割、レポート5割。レポートは独自性と説得性の観点から評価する。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等  教員の講義・先行論文の内容がより深く理解できるように、各自作品本文を十分読み込んだ上で授業に出席するとともに、質問や意見等を提出する。
教科書 PandAのリソースに資料や論文の一部、講義音声等を置く。
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