水圏地球物理学IIB

科目ナンバリング G-SCI31 65015 SJ58 開講年度・開講期 2022 ・ 後期
単位数 2 単位 授業形態 講義・演習
配当学年 修士 対象学生
使用言語 日本語 曜時限
教員 寺嶋 智巳 (防災研究所 准教授)
松四 雄騎 (防災研究所 准教授)
齊藤 隆志 (防災研究所 助教)
授業の概要・目的 陸水物理学は,陸域における水循環過程を明らかにし,水圏と土壌・岩石圏との相互作用を物理学的立場から探求する学問である.この講義では,地形変化を水循環と物質輸送の相互作用ととらえ,その極端な事例としての斜面崩壊・地すべり・土石流などの土砂災害現象に関わる場とそのプロセスを理解し,災害軽減研究に必要な知識の理解と手法の習得を目指す.そのために,斜面水文学・安定同位体水文学・地形判読法・地形分類法・土砂災害調査法の基礎の講義と実習を行う.
到達目標 履修対象とする分野技術は広範にわたる.それらの理論や手法の基本を理解し,コンピュータによる技術手法の基礎的事項を習得することは,極端な豪雨・大地震によってひきおこされる土砂災害の発生メカニズムの理解と災害軽減のための実務能力の基礎を得ることができる.
授業計画と内容 以下のような課題について講義と巡検を実施する.

1.斜面水文学序論(流域・水循環・降雨流出・流出経路)
2.水循環場としての斜面(流域分割・落水線・縦断形状・地形表現法)
3.移動現象と拡散方程式の基礎
4.トレーサー法としての水の安定同位体水文学
5.斜面安定基礎論(安全率とは)
5.数値地形図(DEM)の利用とGIS手法(1)
6.数値地形図(DEM)の利用とGIS手法(2)
7.数値地形図(DEM)の利用とGIS手法(3)
8.空中写真判読法(1)
9.空中写真判読法(2)
10.地形分類法(1)
11.地形分類法(2)
12.斜面崩壊と水
13.地すべりと水
14.土石流と水
15.フィールド巡検
履修要件 実習に必要な数値地形図やGISの利用は,共通の研究室資産を利用する.空中写真判読に利用する写真は,公開(国土地理院)を使用する.自習には,Windowsのノートパソコンが有用である.
授業外学習(予習・復習)等 配布する資料や講義中に紹介した参考書、論文などを読解することによって理解を深めること。
教科書 講義資料を適宜配布する。実習のためのデータ(空中写真,数値地形図)の取得は,講義内容(取得方法)に含まれる場合もある.
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