地球物理学特別講義5

科目ナンバリング G-SCI31 65243 LJ58 開講年度・開講期 2021 ・ 後期集中
単位数 1 単位 授業形態 講義
配当学年 修士 対象学生
使用言語 日本語 曜時限 集中
教員 寺田 暁彦 (非常勤講師)
授業の概要・目的 火山噴火を駆動する揮発成分の挙動を観測に基づき理解するための基本的な知識を講義する。本講義では、主として熱・化学的観測手法から火山活動の何が分かるのか、基礎的な物理・化学法則に基づき解説する。また、実際の熱・化学的観測の方法や成果について内外の事例を紹介する。最後に、我が国がかかえる火山防災上の諸課題を、最近の御嶽山や草津白根山の事例に基づいて議論する。
到達目標 熱・化学的火山研究手法から得られる知見を、地球物理学的な観測方法に基づく知見と比較し、議論するための基礎知識を身に付ける。
授業計画と内容 以下の項目について、それぞれ2~3時間程度の講義を実施する。
(1) 火山における揮発成分
火山噴火の多様性を揮発成分の挙動に基づいて概観する。
(2) 安定同位体
水およびヘリウム安定同位体の基本的性質を概説し、それらの火山研究への応用について議論する。
(3) 火山ガス
深部マグマ脱ガス(一次過程)と浅部熱水系における反応(二次過程)を概説したうえ、火山ガス観測から示唆される地下過程や、噴火予測について議論する。
(4) 熱観測
火山における温度観測を理解するために必要な基本法則を概説したうえ、観測手法や実例に基づいて、温度観測から示唆される熱・物質の流れについて議論する。
(5) 火山防災現場の実際
観測に基づき,噴火前に火山の異常が捉えられることがある,あるいは,何ら異常を認識することなく噴火することもある.そのような火山現象に対する我が国の火山防災体制の諸課題を議論する。
履修要件   
授業外学習(予習・復習)等 特に指定しない。
教科書 プリントを適宜配布する。
参考書等  特になし。
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