8931017メディア文化学(特殊講義)

科目ナンバリング G-LET37 68931 LJ36 開講年度・開講期 2021 ・ 後期
単位数 2 単位 授業形態 特殊講義
配当学年 対象学生
使用言語 日本語 曜時限 水4
教員 喜多 千草 (文学研究科 教授)
授業の概要・目的  2020年のコロナ禍の影響で、オンライン講義の普及をはじめ、教育環境のデジタル化は一気に加速したようにも見えるが、教育・研究へのコンピューティングの導入は1950年代から徐々に深化してきた。本講義では、教育・研究にコンピュータが導入されるにあたって、何が議論され、どういう変化が起こってきたのかを歴史的に振り返ることで、受講生がそれぞれ今後の教育・研究のありかたについての展望を持つきっかけとなることを目指す。
到達目標 ・教育・研究分野でのコンピューティング利用の歴史を知ることで、自らの研究領域でのコンピューティング活用の可能性について考えるための視点が得られる。
・現在進行形で日々変化しているコンピューティング環境のありようについて、歴史的な理解をもつことで大局的な理解ができるようになる。
・コンピューティングという観点からの歴史研究の視点を得る。
授業計画と内容 1. オリエンテーション
2. 大学に初めてデジタルコンピュータがやってきた①(米国の事例:IBMとNSF)
3. 大学に初めてデジタルコンピュータがやってきた②(日本の事例:1960年代から70年代にかけてのコンピュータ共同利用)
4. 国際学会でのコンピューティングの導入(結晶学などを事例に)
5. 対話型コンピューティングへの道①(初期のインタフェース)
6. 対話型コンピューティングへの道②(「人間の介入」)
7. 小型コンピュータの導入①(LINKとバイオサイエンス分野を事例に)
8. 小型コンピュータの導入②(LINKとバイオサイエンス分野)
9. 新しい研究方法の模索①(統計学などを事例に)
10. 新しい研究方法の模索②(S言語からRへ)
11. 可視化の力(SIGGRAPH初期の科学的コンピュータ・グラフィックスを例に)
12. ブラックボックス化への抵抗①(UNIXの歴史と自由ソフトウェア運動)
13. ブラックボックス化への抵抗②(オープンソースの潮流)
14. データマイニングと名寄せ(国家データバンクとAOLサーチクエリ問題を例に)
15. これからの学問的コンピューティングに向けて
成績評価の方法・観点 平常点評価
授業前課題や授業内課題への参加(30点)
レポート課題の内容(70点)
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 次回内容に関する授業前課題への回答(所要時間15分程度)
配布資料の読解(英語文献を含む。所要時間30分/件)
レポート作成(3時間程度)
教科書 プリント等を配布する予定
参考書等 A History of Scientific Computing, Stephen C Nash, ed.,, (ACM Press, 1990)
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