6831005西南アジア史学(特殊講義)

科目ナンバリング G-LET25 66831 LJ38 開講年度・開講期 2021 ・ 前期
単位数 2 単位 授業形態 特殊講義
配当学年 対象学生
使用言語 日本語 曜時限 火5
教員 中西 竜也 (人文科学研究所 准教授)
授業の概要・目的  中国ムスリム(漢語を話すムスリム)によるイスラームの中国適応に向けた知的営為は、ムスリム・非ムスリムの融和に大きな役割を果たした一方で、ときに中国ムスリム内部の分断を促進することもあった。たとえば、19世紀の中国雲南で活躍したムスリム学者、馬徳新は、同時代の西アジアで触れた聖者崇拝批判の言説を新思想として中国に持ち帰り、これに「中国的」再解釈を加えて広めた。弟子たちもこれに続き、聖者崇敬の是非をめぐって中国ムスリムの間に激しい対立が生じた。本講義では、この様相の検討を通じて、ムスリム・マイノリティによるイスラームの土着化とホスト社会の安定との相関について再考したい。
到達目標 イスラームの中国適応について理解する。
イスラームの聖者崇敬について理解する。
19世紀の西アジアの思想状況について理解する。
授業計画と内容 第1回 中国ムスリムとは誰か
第2回 中国ムスリム社会の形成
第3回 中国ムスリムによるイスラームの中国適応
第4回 スーフィー教団と聖者崇敬
第5回 中国のスーフィー教団
第6回 ジャフリーヤ教団の思想
第7回 馬徳新と雲南ムスリム反乱
第8回 19世紀西アジアにおける聖者崇拝批判
第9-10回 馬徳新の聖者崇拝批判
第11回 馬聯元のジャフリーヤ教団批判
第12回 馬安禮の聖者崇拝批判
第13-14回 ジャフリーヤ教団の反応
第15回 まとめ
成績評価の方法・観点 期末レポート(100%)で評価する。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 授業中に別途指示する
PAGE TOP