金融政策

科目ナンバリング P-GOV01 64452 LJ43 開講年度・開講期 2022 ・ 後期
単位数 2 単位 授業形態 講義
配当学年 1・2回生 対象学生
使用言語 日本語 曜時限 木2
教員 岩下 直行 (公共政策大学院 教授)
授業の概要・目的 金融政策を巡る経済理論を取り扱う。具体的には、先進主要国の中央銀行における金融政策運営の歴史を振り返るとともに、そうした政策の背景として用いられてきたマクロ経済学の変遷を説明する。
到達目標 現在、先進主要国の中央銀行の間でほぼ共通のコミュニケーション・ツールとして用いられている経済理論の枠組みを理解し、実際の政策分析に応用できるようになることを到達目標とする。
授業計画と内容 概ね、以下の内容を取り上げる予定。ただし、トピックスの内容については、受講者の予備知識・関心および各国金融政策の現場で発生しているカレントな問題状況などに応じて必要な内容および順序の変更を行う。

§1 序論(通貨、中央銀行、国内総生産)
§2 古典派経済学、新古典派経済学と金融政策
§3 初期ケインジアンの経済学と金融政策
§4 マネタリズムと金融政策
§5 インフレ目標政策、金融政策ルール
§6 マクロ経済分析への合理的期待形成仮説の導入
§7 ニューケインジアン・エコノミクスの基礎
§8 開放経済体系下での金融政策
§9 国際政策協調の理論と実際
§10 為替レートと金融政策
§11 戦後日本の金融政策① 復興から高度成長へ
§12 戦後日本の金融政策② インフレとバブル
§13 戦後日本の金融政策③ 非伝統的金融政策
§14 財政の持続性と金融政策
§15 これからの金融政策

14回分の授業終了後に、適宜の方法で「§15 これからの金融政策」について説明し、また講師からのフィードバックを実施する。

以下のサイトの「教育活動」のパートに掲載する授業紹介動画を参照されたい。
https://www.iwashita.kyoto.jp/profile
成績評価の方法・観点 質問等による授業への積極的な参加(10点)、授業時間内に実施する理解度テスト(期中4回、40点)、筆記試験(50点)。やむを得ない理由で理解度テストに参加できなかった者にはレポート課題等の救済措置を講じる。理解度テストの実施方法や筆記試験の有無・配点については、外部環境に応じて変更する可能性がある。詳細は、開講後に連絡する。
履修要件 受講者はマクロ経済学についての初歩的な知識を持っていることが望ましいが、講義の進度・内容は第1回の講義において行うアンケートの結果に応じて調整できるため、予備知識は履修要件とはしない。ただし、受講者は、開講時に配布する「予備知識・関心事項についての事前アンケート」を必ず提出すること。
授業外学習(予習・復習)等 授業外学習については、ハンドアウトをもとに授業内容および授業で触れきれなかった発展的課題を確認すること。そのうえで、ハンドアウトで紹介されている関連文献・参考資料を必要に応じて読み込むことが望ましい。
教科書 教科書は指定しないが、各回の講義内容についてはハンドアウト(講義ノート)を配布する予定。
参考書等 ポストマネタリズムの金融政策, 翁 邦雄, (日本経済新聞出版社)
金融政策のフロンティア, 翁 邦雄, (日本評論社)
経済の大転換と日本銀行, 翁 邦雄, (岩波書店)
日本銀行, 翁 邦雄, (筑摩書房)
中央銀行, 白川方明, (東洋経済新報社)
現代の金融政策, 白川方明, (日本経済新聞出版社)
Macroeconomics 9e, Mankiw,G, (Worth Publishers)
連続講義・デフレと経済政策, 池尾和人, (日経BP社)
デフレーション, 吉川 洋, (日本経済新聞出版社)
金融政策の「誤解」, 早川英男, (慶應義塾大学出版会)
非伝統的金融政策, 宮尾龍蔵 , (有斐閣)
日銀と政治, 鯨岡 仁, (朝日新聞出版)
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