2回生演習

科目ナンバリング U-ECON00 20020 SJ43 開講年度・開講期 2021 ・ 前期
単位数 2 単位 授業形態 演習
配当学年 2回生 対象学生
使用言語 日本語 曜時限 水4
教員 田中 彰 (経済学研究科 教授)
授業の概要・目的 【日本産業史・日本産業論研究】
(1) 日本産業史・日本産業論(国際比較・国際関係を含む)の分野における優れた研究を輪読する。変転するビジネスシーンにおいて長期的動向を見透す力を培うために、歴史的な視点をもって産業特有の具体的な事情を論じた研究書を読破する。ケースメソッドにもとづいて、事実に関する具体的かつ大量の情報から、マクロ経済・社会環境の変化のもとで当該産業の性格を決定する諸要因および組織の意思決定、企業行動の要諦を探り出す。
ストーリーとしてもおもしろく、著名な賞を受賞するなど専門家の間で評価の高い学術書を選んで輪読する。標準的には前期・後期各1冊を読破する。
2020年度は以下のテキストを読破した。
【前期】赤羽淳(2014)『東アジア液晶パネル産業の発展:韓国・台湾企業の急速キャッチアップと日本企業の対応』勁草書房。※大平正芳記念賞受賞。
【後期】韓載香(2018)『パチンコ産業史――周縁経済から巨大市場へ』名古屋大学出版会。※サントリー学芸賞受賞。
(2) 最近の経済ニュースについて担当者が5分間で発表し、全員で意見交換する。日本経済新聞「経済教室」「経済論壇から」またはそれに準じる情報量をもった記事を取り上げる。報じられている事実の歴史的背景や経済学・経営学的な分析についても目を配る姿勢を堅持する。
(3) 個人またはグループ研究。単位取得上の義務とはしないが、創意と自主性にもとづいて積極的に取り組むことを推奨し、年度末に論文を完成できるよう指導・支援する。フィールドワークは課外におこなうこととする。ゼミの時間には順次研究の進捗状況を発表し、全員で討論する。
(4) ゼミ運営にあたっては、学生の自主性尊重、ゼミ前の予習重視、根拠・事実にもとづく議論、高密度経営をモットーとする。ゼミ内の合意にもとづき、ゼミ合宿や学内外他ゼミとの交流をおこなう。
※原則として4限にテキスト輪読を中心とするレギュラーのゼミを、必要に応じて5限に研究発表や研究指導をおこなう。
到達目標 テキスト輪読を通じて、①文献を精読し、テキストの内容を理解するとともに、その内容を要約し、テキストに基づいて他者と討論する訓練を積む。また②本や資料、現地・現物から正確に情報を読み取り、文章にまとめる力を身につける。年間を通じて複数の異なる性格をもつ産業に対する造詣を深め、産業の多様性とともに大局的なトレンドを読み取る訓練をする。
また、経済ニュースの意見交換を通じて、経済学部生として専門的見地から時事問題を論じる力を身につける。
前期末にテキストに関する書評を提出する。
授業計画と内容 【前期】
第1回 キックオフミーティング。演習の概要を説明し、ゼミ内の役割分担や前期の計画、各回の報告担当者を決定する。
第2回~第14回 「授業の概要・目的」で示した内容と第1回で決定した計画にもとづいて学習を進める。
第15回 個人・グループ研究発表会、前期打ち上げ。
成績評価の方法・観点 【前期】
平常点評価100%(ゼミへの参加度、発表・輪読で取り上げた書評または中間論文・その他課題の提出度およびその内容、その他貢献度。中間論文の提出に評価を加点する)。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 各種発表の準備(該当者)。テキストの該当部分を事前に読んで論点を1個以上用意してくること(全員)。
教科書 「授業計画と内容」欄を参照。
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