森林基礎科学D

科目ナンバリング U-AGR05 2E108 LJ80 開講年度・開講期 2021 ・ 前期
単位数 2 単位 授業形態 講義
配当学年 2回生 対象学生
使用言語 日本語 曜時限 火2
教員 藤井 義久 (農学研究科 教授)
仲村 匡司 (国際高等教育院 教授)
村田 功二 (農学研究科 准教授)
簗瀬 佳之 (農学研究科 准教授)
澤田 豊 (農学研究科 助教)
授業の概要・目的 森林から得られる木質資源の主要なものである木材は、建築部材、家具、楽器や道具類などに用いられる。使用に際しては強度的な性能が重要である。また木材には吸放湿特性があり、水分との関わりで物性(物的性質)が変化する。さらに細胞構造に由来して、樹軸の方向と幹の半径方向や接線方向でも物性や材質が異なる。
この講義では、木材の材質の基礎的知識と、物理的特性の基礎、部材としての強度特性を説明するための基礎的学問領域である材料力学の基礎を学ぶ。さらに資源、建材としての木質資源の特徴、建築部材としての木材の使われ方についても触れる。
到達目標 木材の材質に関する基礎知識、強度的な性能とその特徴について理解する。
強度特性を論じる基礎的背景となる材料力学の基礎知識を理解する。
に資源、建材としての木質資源の特徴、建築部材としての木材の使われ方を理解する。
授業計画と内容 I 木材の基礎(3回)(仲村)
 木材の3断面,木取りと木理,早晩材の移行など,木材の外観的特徴について整理する.次に,木材の様々な性質に密接に関係する密度と含水率について詳述し,これを踏まえて木材中の水分の所在や存在形態,含水率変化に伴う膨潤・収縮挙動などについて講述する。
①木材の基礎1
 木材の外観的特徴の整理と材料としての特徴
②木材の基礎2
 木材の密度と含水率、含水率の測定法、含水率と相関する主な材質
③木材の基礎3
 木材中の水分、結合水・自由水と繊維飽和点、水分の保持機構、膨潤・収縮とその異方性


II 木材の力学的性質(8回)(村田、藤井、澤田)
 木材に力学的性質を、材料力学の基礎的背景とともに学ぶ。
④木材の力学的性質1
 応力とひずみ、強度と弾性率、木材と他材料の比較
⑤木材の力学的性質2
 力学的異方性、弾性率に影響を及ぼす要因
⑥木材力学1
 はりの力学1、はりの支持・荷重条件、曲げ応力
⑦木材力学2
 はりの力学2、せん断力,曲げモーメント、BMDおよびSFD、断面二次モーメントとせん断応力
⑧木材力学3
 はりの力学3、たわみの基礎式の誘導、組合せはり
⑨木材力学4
 トラスとラーメン、節点法による解法、切断法による解法
⑩木材力学5
 演習を各回に分散して行う可能性有り
⑪木材力学6
 演習を各回に分散して行う可能性有り


III 木材と環境(3回)(仲村、藤井、簗瀬、村田)
 木質資源の利用と資源や環境問題との関わりを多角的に学ぶ。
⑫木材と環境1
 木材と環境:木材の利用は森林での樹木の伐採から始まる.「木を使ってもいいんですか?」という問いについて考え,木材利用と地球環境問題について概説する。
⑬木材と環境2
 日本や海外の木造建築物と木材利用の歴史的変遷を解説した上で、現在の住宅工法や大規模木構造における木材利用の特徴を解説する。
⑭木材と環境3
 植林木・天然木とその利用状況を踏まえ、早生樹材の利用技術とその展望を解説する。

⑮ フィードバック:7月上旬に関連情報をクラシスで提供する。
成績評価の方法・観点 平常点(出席と演習課題 50%)および試験(50%)によって評価する。
評価基準及び方針については、当該年度の農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 森林科学科の他の関連科目とともに習得することが望ましい。
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