植物生理学I

科目ナンバリング U-AGR01 2A115 LJ68 開講年度・開講期 2021 ・ 後期
単位数 2 単位 授業形態 講義
配当学年 2回生 対象学生
使用言語 日本語 曜時限 木2
教員 荒木 崇 (生命科学研究科 教授)
山岡 尚平 (生命科学研究科 准教授)
授業の概要・目的 植物生理学は幅広い植物科学の中核をなす学問であり、近年進展が著しい。本講義では、光合成を中心とする代謝と物質輸送、発生・成長と環境応答、植物ホルモンを中心に講述し、植物生理学全体を広くカバーする。

【注意】
令和2(2020)年度までの「植物生理学I」と同名の講義であるが、内容は大きく異なる。前期の「植物生理学II」とは7.~10.の内容が重複する。
令和4(2022)年度前期に開講予定の「植物生理学II」は、より専門性が高い内容に再編する予定であり、それを選択するには、本講義を受講して基礎的なことがらを学んでおくことを強く推奨する。
到達目標 植物における水や養分の吸収、光合成を中心とする基本的な代謝経路、発生や成長の特徴、光環境などに対する応答、植物ホルモンの生合成・受容・生理作用などの要点を理解し、植物が関わるより発展的・応用的な科目を学ぶ基礎学力を身につける。
授業計画と内容 以下の課題について、1課題あたり1~2週の講義をする予定である(全15回)。
1. 植物個体の体制と植物細胞(1回)
2. 水や無機栄養の吸収と輸送(1回)
3. 光合成(2回)
4. 無機栄養の同化と代謝産物の輸送(1回)
5. その他の一次代謝(1回)
6. 二次代謝(特化代謝)と生体防御(1回)
7. 植物ホルモン(3回)
8. 光応答(1回)
9. 胚発生と栄養成長(1.5回)
10. 生殖(1.5回)
11. 植物バイオテクノロジー(1回)

フィードバック:毎回、講義時間内に記入する形式の小テスト(講義の要点に関して4~6問程度)をおこない、翌週の講義で解答を配布し、講評と解説をおこなう。
成績評価の方法・観点 出席回数(7割以上の出席が必須)と授業時間内におこなう小テスト(合わせて5%)、定期試験(レポート試験により実施)(95%)による。
評価基準および方針については、当該年度農学部学生便覧記載の「評価基準及び方針」による。
履修要件 細胞生物学・分子生物学の基礎知識を前提とした講義である。そのため「細胞生物学I」を予め履修しておくことを強く勧める。
授業外学習(予習・復習)等 授業中に伝えることができるのは、その回の講義内容の要点に限られる。毎回、教科書と参考書の該当する章・頁を提示するので、それらによって予習・復習することを希望する。
教科書 植物生理学(生化学反応を中心に), 加藤美砂子, (裳華房, 2019年), ISBN:978-4-7853-5239-4, コンパクトによくまとめられた教科書である。代謝関係の章が充実している。
毎回、講義資料を配布あるいは掲示する。
講義資料に掲載する図の多くは指定教科書以外のものから選ぶ。
参考書等 植物生理学, 佐藤直樹, (裳華房, 2014年), ISBN:978-4-7853-5229-5, 独自の視点からコンパクトによくまとめられた教科書である。こちらを選択してもよい。
植物生理学概論 改訂版, 桜井 英博・柴岡 弘郎・高橋 陽介・小関 良宏・藤田 知道, (培風館, 2017年), ISBN:978-4-563-07825-6, コンパクトと詳しさを併せ持つ新しい教科書である。少し詳しい内容を求めるならこの教科書が薦められる。
テイツ/ザイガー 植物生理学・発生学 原書第6版, 島崎研一郎・西谷和彦(監訳), (講談社サイエンティフィク, 2017年), ISBN:978-4-06-155621-8, 米国で広く用いられている教科書の翻訳版。翻訳に際して、原書の誤りや不備が修正されている。配布するプリントの図は主にこの教科書をもとに作成する予定。
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