科学技術・イノベーション政策概論
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科目ナンバリング |
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開講年度・開講期 | 2020・前期 |
単位数 | 2 単位 |
授業形態 | 講義・演習 |
配当学年 | 1・2回生 |
対象学生 | 大学院生 |
使用言語 | 日本語 |
曜時限 | 火2 |
教員 |
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授業の概要・目的 | 顕在化している環境問題、資源・エネルギー問題といった地球規模課題への対応や、経済成長の原動力として、科学技術やイノベーションへの期待が高まっている。研究費などのファンディング、研究者をはじめとした科学技術系人材の育成、研究環境の整備といった科学技術における基本政策に加えて、近年特に重視されつつあるイノベーション創出や研究成果の移転・社会実装に対する取組や、科学技術政策の課題といった点も含め、その背景や政策的な狙いとともに概観する。また、科学技術の社会への浸透に伴い重要性を増している科学技術と社会との関係についても具体的事例をもとに考察する。 |
到達目標 | 科学技術やイノベーションの特性を理解するとともに、それを踏まえた振興政策に対する基本的な知識を習得することにより、科学技術・イノベーション政策のみならず政策一般に対する基礎的な立案・分析能力を習得する。 |
授業計画と内容 | 授業では、主に以下のテーマを取り上げる。 1.日本の科学技術の現状分析 2.日本の科学技術・イノベーション政策 ・日本の科学技術・イノベーションシステムにおける課題分析 ・基本政策(ファンディング、人材養成、研究環境基盤整備等)の背景と概要、狙い ・イノベーション・マネジメント及びその関連政策(イノベーション概論、知的財産権制度等)の背景と概要、狙い 3.科学技術と社会との関係 ・事例(生命倫理、軍事研究、インターネット社会など)分析による、科学技術が社会に及ぼす影響分析 ・サイエンスコミュニケーションなど科学技術と社会との関係性の構築手法 具体的な内容については、履修者の興味・関心に応じて変更する場合がある。 いくつかのテーマについては、外部講師等を招くことがある。 |
成績評価の方法・観点 | 平常点(60点)とレポート(40点)により評価を行う。 平常点は、各界の講義の際の出席と発言など参加態度による。 期間中に、2回程度のレポート提出とそれに基づく発表・議論を求める。 |
履修要件 | 特になし |
授業外学習(予習・復習)等 | 授業中に紹介する参考書等による予習・復習を通じて理解を深めることが期待される。 |