まちづくりとまち経営
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科目ナンバリング |
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開講年度・開講期 | 2020・後期 |
単位数 | 2 単位 |
授業形態 | 講義 |
配当学年 | 1・2回生 |
対象学生 | 大学院生 |
使用言語 | 日本語 |
曜時限 | 木2 |
教員 |
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授業の概要・目的 | 我が国の都市は、人口減少時代という新たな局面を迎え、中心市街地の空洞化や人口密度低下による賑わいや都市機能の低下、まち自体の老朽化、地域コミュニティの衰退、景観破壊等のさまざまな問題が起きてきている。一方で、密集市街地の残存、巨大災害への対応の遅れ等の古くからの課題も依然として残されている。しかしながら、財政状況のひっ迫、社会の複雑化・多様化等の理由から公共主体のみでの問題解決が難しくなっている。このため、住民や事業者、まちづくり会社、NPO等の民間主体の活躍への期待が高まってきており、実際に、これらの主体がエリアマネジメントという新たな手法で従来型の公共サービスを超えた官民中間領域のまちづくりを担う事例が増加している。 本講義は、まちづくりの現場や政策立案の最前線で実際に問題となっている課題や、現在国・地方公共団体で議論されている解決の方向性、近年創設された制度、まちづくりの現場で行われている取り組み・工夫等、最新の議論や生の情報を幅広く伝え、受講生が自ら課題を意識し、解決策を考える講義とする。具体的には、まちづくりの全般的な課題と制度を分野別に学び、国又は地方公共団体の実務者による講話を聴く。また、まちづくり現場のフィールドワークとして、現地調査を行うとともにまちづくりプロジェクトを担う実務家から直接話を聞く。 本講義は、上記を学ぶことにより、現代社会の価値創造が行われる場である「都市」の創造・維持活動に関する高度な専門的知識の習得と、高度職業人として不可欠な「多くの主体の利害が絡みあう中での課題解決能力」の養成を目指すものである。 |
到達目標 | 現代社会の価値創造が行われる場である「都市」の創造・維持活動に関する高度な専門的知識の習得と、多くの主体の利害が絡みあう中での高度職業人としての課題解決能力を養う。 |
授業計画と内容 | 担当講師によるまちづくりとまち経営に関する幅広い分野の講義、外部講師による行政又は民間のまちづくりの取組の講話、まちづくりの現地調査と現地の方の講話からなるフィールドワーク、学生レポート案の発表を組み合わせて行う。詳細は追って知らせる。 昨年度実績をもとにした現在のイメージは以下の通り。 第1回 イントロダクション及びまちづくりの歴史と基本的な仕組み 第2回 都市計画/市街地整備・まちづくり事業 第3回 コンパクトシティ 第4回 外部講師によるまちづくりの取組の講話 <19年度実施:京都市副市長> 第5回 防災まちづくり 第6回 景観・歴史まちづくり 第7回 外部講師によるまちづくりの取組の講話 <19年度実施:国土交通省都市局まちづくり推進課長> 第8回 まちづくりにおける官民連携(エリアマネジメント) 第9・10回(1・2限の時間を使用) フィールドワーク(まちづくりの現地調査及び講話) <19年度実施:古川橋区画整理(安全安心のまちづくり。エリアマネジメント) 第11回 フィールドワーク(まちづくりの現地調査及び講話) <18年度実施:姉小路界隈(景観まちづくり)> 第12回 水害土地利用規制(海外のまちづくりの事例) 第13回 発表報告会(第1回):受講生によるレポート案の事前発表会 第14回 発表報告会(第2回):受講生によるレポート案の事前発表会 第15回 講評 なお、上記の授業計画と内容は変更もありうる。 |
成績評価の方法・観点 | 授業への出席・参加状況(30%) 発表報告会(30%) 期末レポート(40%) |
履修要件 | 木曜1・2限の時間を利用し現地集合でまちづくりプロジェクト現場のフィールドワークを1~2回程度行う予定のため、履修に当たっては注意のこと。 |
授業外学習(予習・復習)等 | 参考文献などを参照して予習することが望ましい。 |
教科書 |
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参考書等 |
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関連URL |
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