競争政策
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科目ナンバリング |
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開講年度・開講期 | 2020・前期 |
単位数 | 2 単位 |
授業形態 | 演習 |
配当学年 | 1・2回生 |
対象学生 | 大学院生 |
使用言語 | 日本語 |
曜時限 | 水3 |
教員 |
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授業の概要・目的 | テーマ 因果性の経済学(フィールド実験)の実際を学ぶ 私の研究室では、人間の経済心理の限定合理性に着目しながら意思決定を定量的に分析する行動経済学を専門としています。また、最近はスマートグリッドなどを題材に社会の実際の生活の中で仮説検証を行うフィールド実験と呼ばれる手法を用いて様々な経済効果の計測も行います。 この講義では、近年の応用経済学の発展を踏まえて、産業経済学・競争政策・競争戦略について検討していきます。特に、フィールド実験に焦点を当て、「エビデンスを重視した政策形成(Evidence Based Policy Making: EBPM)」への応用について勉強します。また、自分の興味に応じて、教科書の輪読・個別研究のプレゼンテーションを参加者にお願いします。 フィールド実験とは、実際の生活の中で、コントロールグループとトリートメントグループにランダムに分けて、関心のある実験を行い、その社会経済効果を測定します。フィールド実験と行動経済学は補完的関係にあるので、行動経済学に関する実践的知識の習得も可能です。 |
到達目標 | 自分が研究テーマにあわせて、フィールド実験を企画運営し、結果を行動経済学を使って吟味分析できるようになることです。研究者にとっても、実務家にとっても、必要な能力です。 |
授業計画と内容 | 第1回から第5回 フィールド実験に関する初級教科書の輪読。 「Field Experiments: Design, Analysis, and Interpretation」を想定。 第6回から第10回 フィールド実験に関する中級教科書の輪読。 「スマートグリッド・エコノミクス:フィールド実験・行動経済学・ビッグデータが拓くエビデンス政策」を想定。 第11回から第15回 フィールド実験に関する上級教科書または論文の輪読。 ただし、進度に関しては、受講者の希望に応じて、柔軟に対応します。 |
成績評価の方法・観点 | 基本的に、平常点を重視して評価します。 (講義中のプレゼンテーション、必要に応じてレポートの提出など) |
履修要件 | ミクロ経済学・計量経済学に関する基礎知識を有すること・または同時に学習することが望ましい。 |
授業外学習(予習・復習)等 | 発表割当時に予習が必要です。 |
教科書 |
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