国際経済政策
JA | EN
科目ナンバリング |
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開講年度・開講期 | 2020・前期 |
単位数 | 2 単位 |
授業形態 | 演習 |
配当学年 | 1・2回生 |
対象学生 | 大学院生 |
使用言語 | 日本語 |
曜時限 | 金3 |
教員 |
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授業の概要・目的 | はじめに国際マクロ経済学(国際金融論)の基本的な理論(国際収支と為替レート)を講義し、それにもとづいて、世界経済の歴史・制度・現状を政策論的に取り上げ、国際金融システム、通貨危機や金融危機、ユーロとBrexitなどのテーマを講義する。テキスト(岩本著)の第Ⅰ部と第Ⅳ部の内容をreviseしたものになるが、取り上げるテーマは以下のようなものである。なお、公共政策大学院で国際マクロ経済学(国際金融論)を学んだことのない院生を対象とするので、経済学研究科の特にRコースの院生は受講しても無駄(Pコースで自信のない院生は受講可)であると思う。 |
到達目標 | 基礎的な国際マクロ経済学(国際金融論)、特に国際収支の見方や、為替レートの決定を学ぶことで、どのような国際金融政策が望ましいかを、経済理論の概念を使って意見を述べられるようにする。また、制度的や歴史的な側面から、金融危機や通貨危機、ユーロやブレグジットなどの事例について、経済的な分析ができるようにする。 |
授業計画と内容 | 1. イントロダクション 2. 国際収支とグローバルインバランス(1) 3. 国際収支とグローバルインバランス(2) 4. 変動相場制と固定相場制 5. 金利平価と購買力平価:国際金融のトリレンマ(1) 6. 金利平価と購買力平価:国際金融のトリレンマ(2) 7. 国際金本位制(1890年代~1914年)からブレトンウッズ体制へ(1947年~1973年) 8. プラザ合意(1985年)とバブル経済 9. アジア通貨危機(1997年)の背景とその影響 10. リーマン・ショック(2008年)と世界金融危機(1) 11. リーマン・ショック(2008年)と世界金融危機(2) 12. 非伝統的金融政策(UMP)下でのグローバル・マネー 13. EUとユーロ 14. ユーロ危機(2009年~)からBrexit(2016年~)へ 15. 5Gを巡る米中(GAFA vs BATH)戦争(2018年~) |
成績評価の方法・観点 | 平常点(出席[20]+プレゼンテーション[20]+議論への積極的参加[20])+期末レポート[40] |
履修要件 | 特になし |
授業外学習(予習・復習)等 | 担当箇所のプレゼン(ppt)の用意、次回の範囲の予習 |
参考書等 |
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