社会保障法政策
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科目ナンバリング |
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開講年度・開講期 | 2020・前期 |
単位数 | 2 単位 |
授業形態 | 講義 |
配当学年 | 1・2回生 |
対象学生 | 大学院生 |
使用言語 | 日本語 |
曜時限 | 月3 |
教員 |
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授業の概要・目的 | この授業では、社会保障法を構成する各制度の基本的枠組みについて、給付に関する受給者の権利義務を中心に、財政的側面やサービス提供体制等を含めて概説するとともに、関連する法解釈論上及び政策上の論点を検討する。この授業を通じて、人々の日常生活と密接なつながりを有している現行の社会保障制度とその背後にある基本的な考え方を十分に理解し、その上で、各人が社会保障のあるべき姿を考察するための視点を見出すことを期待している。なお、労災補償については別の科目で扱われるため、この授業では取り上げない。 |
到達目標 | 社会保障制度をめぐる法解釈問題及び法政策的課題について考察し、自分なりの回答を導き出し、それを説得的に論じる能力を養う。 |
授業計画と内容 | 第1回 イントロダクション 第2回 年金① 第3回 年金② 第4回 雇用保険 第5回 医療保障① 第6回 医療保障② 第7回 医療保障③ 第8回 介護保険・高齢者福祉 第9回 障害者福祉 第10回 児童福祉・子ども子育て支援 第11回 公的扶助① 第12回 公的扶助② 第13回 公的扶助③ 第14回 社会保障の受給権 第15回 まとめ 労災補償以外の主要な社会保障分野を取り上げる。 参考書は、下記に掲げるもののほか、授業の中で適宜指示する。 なお、講義の進みぐあい、時事問題への言及などに対応して、順序や同一テーマの回数を変えることがある。 また、社会保障法は頻繁に法令や通達等の改正が行われる分野であるため、最新情報に注意して欲しい。 |
成績評価の方法・観点 | 授業は、講義形式と多方向形式を併用する。 成績評価は、筆記試験の点数(素点)を基礎として、授業内での発言等を考慮し、平常点(±3)を加味する。 |
履修要件 | 法曹養成専攻(法科大学院)との共通授業なので、法律学についての一定の素養があることが前提となる。初めて社会保障法に触れる者は、事前に社会保障法の入門書または概説書(例えば、椋野美智子=田中耕太郎『はじめての社会保障〔第16版〕』(有斐閣、2019年)、西村健一郎『社会保障法入門〔第3版〕』(有斐閣、2017年)など)を一読しておくことを推奨する。 |
授業外学習(予習・復習)等 | 特定の教科書に添った形で進めることはしないが、事前に教科書等の関連部分等を読んでおき、授業でのやり取りに備えること。主要な教科書については、第1回目に紹介する。 授業内容の復習をしっかりすること。 |
参考書等 |
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