農学の新戦略-増収と環境の調和をめざして-

増収と環境の調和 はじめに 間藤 徹(農学研究科 教授)

講義詳細

年度・期
2011年度・前期
開講部局名
全学共通科目
使用言語
日本語

4月14日 間藤 徹(農学研究科 教授)
増収と環境の調和 はじめに Video
4月21日 河原 太八(農学研究科 准教授)
作物の起源 新石器革命(Neolithic Revolution) Video
4月28日 白岩 立彦(農学研究科 教授)
栽培とは何か 品種選択、作期、灌漑、施肥の基本的意義 Video
5月12日 谷坂 隆俊
農学とは Video
5月19日 奥本 裕(農学研究科 教授)
ゲノムと育種 Video
5月27日 中川 好秋(農学研究科 准教授)
農学の変遷と安全性:殺虫剤を中心に Video
6月2日 森 直樹(農学研究科 准教授)
生物間相互作用と植物保護 Video
6月9日 奥野 哲郎(農学研究科 教授)
植物とウィルス Video
6月16日 宮川 恒(農学研究科 教授)
花咲か爺さんもびっくり 科学による植物の生長調節 Video
パワーポイント資料、引用著作物出所:花さかじいさん絵本
平田 昭吾 (著), 高橋 信也 (著) 出版社: ポプラ社
6月23日 冨永 達(農学研究科 教授)
除草剤抵抗性遺伝子組換え作物の栽培と雑草問題 Video
6月30日 佐藤 文彦(生命科学研究科 教授)
遺伝子組み換え植物の可能性と課題 Video
7月7日 間藤 徹(農学研究科 教授)
化学肥料と有機農業 Video
7月14日 河原 太八(農学研究科 准教授)
遺伝子多様性とその保全 Video

シラバス

開講年度・開講期 2011 前期 授業形態 講義
対象学生 主として1・2回生、全学向 曜時限 木2
授業の概要・目的
農薬や化学肥料は環境に悪い?遺伝子組換え作物は危険?有機農業で地球人口を養えるのか?何が悪で何が善なのか?農学部教員総出で担当する目から鱗!の現代農業(技術)論

人類の生存にとって食料は不可欠である。農業は食料を生産する「業」だが、同時に文化と環境に深く影響される。そもそもヒトは自分の食料を漁撈や耕作でまかなって来たが、生産技術の進歩に伴って食料生産以外の活動に従事することが可能になった。私たちの周りに「お百姓さん」は見当たらない。いったいだれが私たちの食料を作ってくれているんだろう?

生産技術は石油に代表される外部エネルギーの導入によって進歩した。外部エネルギーは耕作機械の燃料としてだけでなく、肥料や農薬の製造、収穫物の乾燥や冷蔵、運搬(輸出輸入)に使用されている。ピークオイルを迎える21世紀、農は環境を保全しつつ100億人の食料を生産しなければならない。この講義では、「環境の時代」に適応した食料生産「農」を考えるための基本情報を提供する。
授業計画と内容
講義予定
1、2    農学のフロンティア これからの農学に求められること
3、4    作物と環境ストレス 温暖化、砂漠化の農業への影響
5       有機農業 有機農業の定義、今後の可能性
6、7    昆虫、虫害と農薬 農薬は必要?不要?
8       植物とウィルスの相互作用
9、10     雑草の生理と除草剤
11     作物の起源
12、13     日本のイネとダイズ
14、15     遺伝子組換え作物の可能性

(教員の都合により講義の順番は前後することがあります)
成績評価の方法・観点
10回以上出席した受講者に定期試験の受験資格があり、試験期間に筆記試験を行う
原則として講義への遅刻は認めない
教科書・参考書等
[教科書]
その他 - 毎時間プリントなどを配布する

[参考書]
京都大学農学部編『バイオサイエンスの新戦略』(丸善) ISBN:4-621-07376-1 , 松永和紀『植物で未来をつくる』(化学同人) ISBN:978-4-7598-1185-8 , 間藤徹『植物栄養学第2版』(文永堂出版) ISBN:978-4-8300-4119-8 , 個々の教員により紹介することがある。
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