資源環境経済学
講義詳細
- 年度・期
- 2012年度・前期
- 開講部局名
- 農学部
- 使用言語
- 日本語
- 教員/講師名
- 加賀爪 優(農学研究科)
シラバス
開講年度・開講期 | 2012年度 前期 | 授業形態 | 講義 |
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対象学生 | 3回生 | 曜時限 | 火2 |
教員 | 加賀爪 優 (農学研究科) |
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授業の概要・目的 | 一次産品をめぐる経済活動とそこでの資源・環境との相互関係および両者の調和と保全について、国際的視野から理論的・実証的に講義する。 |
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授業計画と内容 | 以下のような項目について、1項目当り1~3週の授業をする予定である。 1.資源環境経済論の基礎理論 農林業活動に関わる現実の資源環境問題について考察する。 2.資源環境論の系譜と展望 生産要素としての資源に関する既存の経済理論をレビューする。 3.環境経済論の系譜と展望 資源環境問題についての既存の理論とその適用研究事例を検討・整理する。 4.持続的開発と環境問題 資源の最適配分と持続可能性の問題について、各地域の事例をもとに考察する。 5.地域産業連関と資源環境問題 地域資源の有効活用と環境保全に関して、産業連関、社会会計行列の領域から接近する。 6.環境資源勘定とグリーンGNP 経済成長の尺度としてのGNPの問題点とその改善のために資源環境面を考慮した新たな尺度の模索について論じる。 7.農林業貿易と環境問題 農産物や肥料・農薬などの貿易を通じて窒素や燐などが国際間で移動することに伴う資源環境問題を、ガット(WTO)や種々の自由貿易協定との関連で論じる。 |
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成績評価の方法・観点 | 受講態度とレポートにより評価する。 |
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履修要件 | ミクロ経済学、マクロ経済学、国際貿易論など近代経済学の基礎知識を有していることが望ましいが、必須ではない。 |
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教科書・参考書等 | 食糧・資源輸出と経済発展, 加賀爪 優 (大明堂) |