農林統計学

講義詳細

年度・期
2012年度・後期
開講部局名
農学部
使用言語
日本語
教員/講師名
加賀爪 優(農学研究科)

シラバス

開講年度・開講期 2012年度 後期 授業形態 講義
対象学生 3回生
教員
加賀爪 優 (農学研究科)

授業の概要・目的
近代統計学の全般的な理論とその応用について講義する。講義の内容は、統計解析論と標本調査論とに分け、前者では標本集団の特徴の記述(記述統計学)と母集団の推定ならびに仮設検定(推測統計学)を、後者では標本抽出の理論と標本調査の方法を取り扱う。

授業計画と内容
以下の項目について、1項目当り1~3週の授業をする予定である。

1.近代統計の体系について 1
近代統計学の体系とその系譜について紹介する。

2.統計データの記述と整理 2
度数分布表の作成、離散型分布と連続型分布、確率密度関数と分布関数、各種分布型の平均と分散、歪度と尖度などの記述統計について論じる。

3.推定と検定 2
標本集団の記述統計の結果から、母集団のパラメーター推定方法、その分布型に応じた検定理論について論じる。

4.相関と回帰 2
複数の変数間の関係について、相互依存関係として捉える相関とそこに何らかの因果関係を想定する回帰分析について論じる。

5.多変量解析とその応用 2
多くの変量からなる情報をより少数の合成変量により効率的に記述し、その全体構造を相関行列から加工して解明する手法について論じる。

6.時系列解析論 2
経済時系列の予測手法の一つである時系列解析の方法について紹介する。

7.数理計画法とその応用 1
線型計画法、二次計画法などについて、その適用方法について論じる。
成績評価の方法・観点
レポートと授業態度により評価する。

履修要件
統計学の基礎知識を有していることが望ましいが、必須ではない。

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