動物生体機構学

授業の特色
動物の生体機構および生理機能に関連した授業を行う。

授業の概要目的
動物は環境に適応しながら、ホメオスタシスの働きで体内の恒常性を一定に維持している。動物の細胞・組織・器官などの構造と生理・内分泌機能の特性、家畜の遺伝的改良に伴う体の構造と生理機能の変化と適応、動物の免疫機能の特徴などを講述する。

講義詳細

年度・期
2012年度・前期
開講部局名
農学部
使用言語
日本語
教員/講師名
久米 新一(農学研究科)

シラバス

開講年度・開講期 2012年度 前期 授業形態 講義
対象学生 3回生 曜時限 木2
教員
久米 新一 (農学研究科)

授業の概要・目的
[授業スケジュール]
第1回 動物の生体機構
第2回 動物の細胞
第3回 動物の細胞と細胞膜
第4回 動物の組織
第5回 動物の血液の機能
第6回 動物の免疫機能
第7回 動物の内分泌系
第8回 動物の筋肉と骨
第9回 動物の神経系
第10回 動物の消化器系
第11回 動物の循環器系
第12回 動物の泌尿器系
第13回 反芻動物のルーメン機能
第14回 乳牛の疾病予防
第15回 家畜の生理・生産機能
授業計画と内容
 以下の課題について、1課題あたり2-3週の講義をする予定である。

1)動物のホメオスタシスと生理機能
 哺乳動物と牛・豚・鶏などの家畜の体の構造と生理機能の特性について、乳・肉・卵生産との関係を中心にして説明する。
2)動物の細胞・組織の構造と機能
 動物の体内代謝の基本となる細胞と組織の構造と機能を説明する。
3)動物の骨格・筋肉の構造と機能
 動物の骨格・筋肉の働きを脳・神経系からの情報伝達と関連づけて説明する。
4)動物の消化器・循環器・泌尿器・呼吸器の構造と機能
 動物・家畜の各器官(消化器・循環器・泌尿器・呼吸器など)の特異性について説明する。
5)動物は内分泌・神経・免疫系をどのように制御するか
 動物の体内代謝を制御する内分泌・神経・免疫系の生理機能と、外部環境の変化に対するそれらの適応を説明する。
6)反芻動物にはなぜ巨大なルーメンがあるのか
 反芻動物のルーメンの構造と機能、ルーメンにおける繊維の利用とメタン発生、泌乳のメカニズムなどについて説明する。

成績評価の方法・観点
定期試験(筆記)と平常点で評価する。

履修要件
高等学校で「生物」を履修していることが望ましいが、必須ではない。

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