9702001 Introduction to Humanities

Numbering Code U-LET49 19702 SJ36 Year/Term 2021 ・ Irregular, Second semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period
Instructor name SUGIURA KAZUKO (Graduate School of Letters Professor)
YASUI AYAKO (Part-time Lecturer)
TAKEDA RYOUJYU (Part-time Lecturer)
KOBAYASHI KEI (Part-time Lecturer)
TATARCZUK, Marcin Adam (Part-time Lecturer)
RADOMIRARU・GYOMU (Part-time Lecturer)
SAWADA KAZUNORI (Part-time Lecturer)
BETSUYAKU TOORU (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 開講期間:2021年9月30日(木)~2022年1月20日(木)(12/23休講)
後期6講時 18時10分~19時40分(毎週木曜日)
講義場所:キャンパスプラザ京都(対面)、Zoom(オンライン)

 本授業は、京都大学で学んできた新進気鋭の若手研究者が、各自の研究内容に即してリレー形式で講義を行うものである。
 現代に生きる若い人の多くは、「社会のルールをきちんと守る」・「他の人と適切な関係性を築く」・「学生の本分は勉強に励むことだ」など、日々、社会に生きる者としての健全な振る舞いを求められている。一方で、私たちが現実に生きる今の世の中は、健全な社会=調和のとれた完璧なものといえるだろうか?人間の起こす様々な過ちやそこから生じる社会の諸問題を考えると、現代社会は色々な部分に歪みや偏りを抱えた、「不健全」な社会といえるかもしれない。時代の変化とともに規範や価値観も変わりつつある現代において、私たちがよりよく生きていくためには、ここであらためて「不健全とはどういうことなのか」「健全でないと何故いけないのか」ということを考える必要があるだろう。
 このような問題意識をふまえて、本授業では哲学・倫理学・社会学・宗教学など人文学の多様な分野から、我々を取りまく「不健全さ」についてひも解いていく。個人一人ひとりから、親子・親友・恋人といった親密な関係、さらには大規模な集団のレベルまで、様々な切り口から「不健全さ」を分析し理解する。このようにして、「不健全さ」という1つのテーマに対して異なる分野・異なる切り口による授業をリレー方式で受講していくことにより、私たち自身や社会、およびそれらの「健全」なあり方について、柔軟に見つめなおすことのできる視点を養う。同時に、人文学的な観点から社会を考える面白さを学んでいくこともこの授業の目的の1つである。
 また、各回の授業では学生による質疑応答やグループディスカッションなどのアクティブ・ラーニングを積極的に活用する。これにより、授業で学んだ知識を自らの問題関心と結びつけながら主体的に考察する力を養うことも併せて目的とする。
 なお、本授業はオンライン授業と対面授業とを組み合わせて「ハイブリッド型授業」にて実施する。対面とオンラインの双方の特性を活かした多様な学びも経験することができる。
Course Goals ・より広い視野と洞察力をもって、現実の諸問題に対する解決策を提示できるようになる。
・学問的な知識や主体的な学びの方法を身につけると同時に、授業で学んだことを応用しつつ、実際の課題に積極的に取り組めるようになる。
Schedule and Contents 第1回(9/30、オンライン):イントロダクション(杉浦・全員)

適切なケア関係のあり方とはどういうものか(安井)
 第2回(10/7、対面):依存的関係って不健全なの?
 第3回(10/14、対面):障害者と介助者はどういう関係が望ましいの?

アガンベンとともに暴力について考える(武田)
 第4回(10/21、オンライン):暴力への露出
 第5回(10/28、対面):暴力の経験は語りえないものなのか?

知覚・想像力・身体(小林)
 第6回(11/4、オンライン):想像力は「頭の中」での出来事にすぎないのか?
 第7回(11/11、対面):想像力の「不健全さ」とは?

観光化・歴史認識と「作られた京都像」(マルチン)
 第8回(11/18、オンライン):京都はなぜ日本における伝統文化の象徴なのか?
 第9回(11/25、対面):フィクションと観光の関係って健全なのか?

ネットワーク分析ミニ入門 グローバル化と世界経済システムを応用の例として(ラドミラル)
 第10回(12/2、オンライン):ネットワーク分析ミニ入門 その1
 第11回(12/9、オンライン):ネットワーク分析ミニ入門 その2

第12回(12/16、オンライン):レポートの書き方(澤田)
第13回(1/6、オンライン/対面):哲学的対話 改めて「不健全」の何が問題なのかを考える(澤田)

第14回(1/13、対面):レポート指導(別役)
第15回(1/20、対面):レポート指導(別役)
Evaluation Methods and Policy 平常点60点+レポート40点(ただし、2/3以上の 出席がない場合は評価の対象としない)
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 授業時に、各担当者から、課題が提示されることがあります。その指示にしたがって下さい。
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