5531006 Philosophy of Religion

Numbering Code U-LET07 35531 LJ34 Year/Term 2021 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type special lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.5
Instructor name IHARAGI DAISUKE (Graduate School of Letters Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course ルドルフ・オットーの代表作であり、宗教学の古典でもある『聖なるもの』(1917)は、一方でシュライアーマッハーやリッチュルの神学的思想から、他方で新カント派の認識論から影響を受けていると言われてきたが、実は(いわゆる「宗教現象学」から区別されるべき)哲学的現象学の知見にこの上なく近づいており、その方向から見直しても豊かな着想を含んでいる。このことを最初に看取したのがマックス・シェーラーである。本講義では、この二人による聖性の捉え方から出発し、「情動」・「力」・「非合理」・「両義性」・「過剰」といった基本的モチーフの分析を中心に、聖なるものの理論的探究へと向かう。
Course Goals 1.宗教学の根本概念の一つである「聖」を哲学的観点から理解する。
2.宗教と現代思想との連関を認識し、そこから特定の哲学的テーマに関して思索を深めることができるようになる。
3.複数の思想的立場に関する学習や研究を通して、各人が自らの考えを展開できるようになる。
Schedule and Contents 初回は導入に当てる。第2回から徐々に本格的議論に入ってゆくが、講義の性質上、各サブトピックに対して【 】で指示した週数を充てる。各々を論じるのに時間が足りない場合は、問題を深く掘り下げてゆく目的で、週数を調整・変更する可能性がある。

1.イントロダクション~「聖」概念の現在【1週】
2.ヌミノーゼ論再考【2週】
3.シェーラーによるオットー批判と現象学的宗教論【3週】
4.聖の両義性に対するポスト現象学的アプローチ【3週】
5.俗なる世界との緊張関係【2週】
6.根本現象としての供犠【3週】
7.フィードバック【1週】

※フィードバックの方法は授業中に説明します。
Evaluation Methods and Policy 学期末のレポートにより、到達目標の達成度に基づいて評価する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 授業時に必要な基本文献を紹介するので、その中から各人の関心に基づいてテクストを選び、少しでも目を通しておくと授業の理解が深まるだろう。授業後は、その回の講義内容を復習することで、自らの学習や研究に生かせるよう心がけてもらいたい。
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