5708001 Japanese Art History

Numbering Code U-LET09 25708 LJ34 Year/Term 2021 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Fri.1
Instructor name NEDACHI KENSUKE (Graduate School of Letters Professor)
Outline and Purpose of the Course  平安時代(8世紀末から12世紀末)は、日本が中国を中心とする他の東アジア国々の文化の影響を受けながらも、次第に新たな仏像様式を確立し、さらにそれを継承していった時代である。従来は、平安時代の文化は、中国との交流が途絶えることで摂関期頃に日本独自の国風文化が誕生し、仏像も和様という日本独自の仏像様式を確立し、それが継承されつつ、さらに鎌倉時代の新たな彫刻様式の萌芽が認められるようになるといった解釈がなされてきた。
 しかしながら、この時代も東アジアの文物交流の影響を受けていたことが明らかになり、中国などの文化的影響を受けながらも、日本風にアレンジされた文化が形成され、それが長く継承されていったとする見方が有力視されててきている。
 この授業では、先ず平安時代の仏像がどのようなものであったかを、この時代の代表的な作例を通して見ていく。そして、平安時代の仏像の様式が如何なるものであったかを明らかにし、この時代の優れた造形美とこの時代の人びとが興味を抱いた文化現象がどのようなものであったかを考えていきたい。
Course Goals  平安時代の人びとが信仰した仏像や神像がどのようなものであったかを平安時代の仏像や神像を通して理解してもらう講義を受けることで、日本文化や日本美術のダイナミックな展開の様子や、こうした展開が生じる要因にどのようなものであったかを学び取ることが可能となり、日本美術史の知識を習得できるようになる。
Schedule and Contents 授業で取り上げる主な課題は以下の通りである。

1回目   はじめに
2回目   京都・神護寺薬師如来立像と奈良・新薬師寺薬師如来坐像
3回目   東寺講堂諸尊像
4回目   京都・仁和寺と清凉寺の阿弥陀三尊像
5回目   京都・法性寺千手観音像と京都・六波羅蜜寺十一面観音像・薬師如来像
6回目    京都・同衆院不動明王像と京都・広隆寺の千手観音像
7回目  平等院阿弥陀如来像
8回目  日本の木彫像の造像技法-割矧造りと寄木造りの問題を中心に
9回目   定朝様の継承(その1)広隆寺日光・月光菩薩像等と京都・法金剛院阿弥陀如来像 
10回目  定朝様の継承(その2)京都・大覚寺五大明王像と京都・長講堂阿弥陀如来像
11回目  鎌倉時代彫刻の胎動-奈良・長岳寺阿弥陀三尊像と京都・北向山不動院不動明王像
12回目   神像と肖像彫刻の問題
13回目  平安仏の地方への展開-福島・勝常寺薬師三尊像と広島・北広島町薬師如来像
14回目   まとめ
15回目  フィードバック
Evaluation Methods and Policy 期末のレポートおよび出席状況により評価する。評価はレポート75%、出席状況25%。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 授業中に配付するレジュメを必ず読み返すこと。また、授業中に紹介する参考文献や、参考論文は復習のためにぜひ読んでおいてもらいたい。
Textbooks Textbooks/References 毎回、資料配付を行う。
Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience 分類:

A course with practical content delivered by instructors with practical work experience
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