3202001 Slavic Languages and Literatures

Numbering Code U-LET16 13202 LJ36 Year/Term 2021 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Wed.5
Instructor name Nkamura Tadashi (Graduate School of Letters Professor)
Outline and Purpose of the Course  ロシアの文学・思想は、近代日本の文学や思想に多大な影響を与えてきました。チェーホフの戯曲の上演回数は、ロシア本国に次いで世界第二位であり、トルストイやドストエフスキーは大正から昭和にかけて、もっとも読まれた作家に属していました。その人気は現代にまで続いています。
 しかし、ロシアの文学や思想が、どのような文化伝統の中で形成され、どのような状況の中で発展してきたのかについては、必ずしも十分に理解されてきたわけではありません。
 主要な幾つかのトピックに重点を置いて、18世紀末の近代ロシア文学の形成から1880年頃までのロシア文学・思想・絵画の流れを、できるだけ体系的に概観していきます。
Course Goals 1)近代ロシアの文学・思想・絵画についての知識と理解を得る。
2)欧米文化共通の特徴である作品・ジャンル・国の枠を超えた交差を理解する。
Schedule and Contents 第1回:はじめに

第2-3回:近代以前のロシア文化の流れ
東方正教、コサック・古儀式派の発生、ペテルブルグ建設など

第4-13回:以下の3つの系譜を軸に、時代を追って19世紀ロシア文学・思想を概観します。

1)自己意識の鏡としてのペテルブルグ神話の系譜:
プーシキン『青銅の騎士』、ゴーゴリ『外套』『鼻』、ドストエフスキーのペテルブルグほか

2)ロシア文化における「他者」としてのコーカサス表象の系譜:
プーシキン『コーカサスの虜』、レールモントフ『現代の英雄』他、トルストイ『コサック』ほか

3)「ロシア的自然」の系譜:
プーシキン、レールモントフの詩、ツルゲーネフ『猟人日記』、トルストイ『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』、移動派の絵画ほか

第14回:農奴解放令以後の文学と社会状況

第15回:まとめ

授業の進度が予定と若干ずれる可能性があります。
フィードバックの方法は授業の中で指示します。
Evaluation Methods and Policy 毎回配付する質問票への記入30%、期末レポート70%で評価します。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 授業中に紹介する本や論考を、できるだけ自分でも読んでみてください。
Textbooks Textbooks/References 適宜プリントを配付します。
References, etc. 開講時ほか授業中に適宜指示します。
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