国際私法

Numbering Code U-LAW00 31161 LJ41 Year/Term 2021 ・ First semester
Number of Credits 4 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.1・Fri.2
Instructor name NAKANISHI YASUSHI (Graduate School of Law Professor)
Outline and Purpose of the Course 国際私法は民商事法の一分野で、次のような問題を扱う。

私法上の法律関係で外国と関係を有するもの(渉外的法律関係。例えば、外国人との婚姻、外国で発生した交通事故に基づく損害賠償、外国企業を被告とする民事訴訟)からは、純粋の国内的な法律関係からは生じない法律問題が生じる。具体的には、国際裁判管轄(事件についてある国で裁判できるか)、準拠法(いずれの国の法が適用されるか)、外国判決の承認執行(判決が他国で効力を有するか)の3つである。
これらの問題を規律するのが国際私法である。この講義では、その基本概念、仕組み、基本的な規律内容を解説し、渉外的法律関係を法的に把握する力を養う。

社会のグローバル化が進展し、国際私法の対象である渉外的法律関係は、日常生活でごく普通に出会うものである。その意味で本講義の内容は、多様な学部生、例えば法曹志望の者、民間企業に就職予定の者、国際機関等で国際的に活躍したい者など、いずれにとっても不可欠のものと言える。
Course Goals 1.国際私法に関する基本的な概念と考え方を理解し、基本的な事例についての処理ができる。
2.グローバル化した社会における様々な現象を、渉外的法律関係として興味を持ち、国際私法の視点から把握できる。

細かな解釈論の修得と、それを用いての複雑な事例の処理は、法科大学院(大学院法曹養成専攻)で扱う。また、様々な現象についての解決策の検討・提案や、各種現象に共通する問題の理論的検討は、大学院法政理論専攻で扱う。
ただ、いずれについても、そのようなさらなる知識や実務上の処理の修得(企業法務含む)や理論的検討に、スムーズに入っていけるための基礎的理解がこの科目の履修により得られる。
Schedule and Contents 授業は下記のIからVのパートからなる。詳細な進行予定は第1回授業で配布する。

I 序論 【第1-5回】
国際私法とは何か、国際私法と国際法の関係、国際私法の法源、国際私法概説

II 準拠法に関する総論―基本問題 【第6-10回】
法律関係の性質決定、連結点、外国法の適用、国際私法上の公序、国際的な強行法規、渉外実質法・統一法

III 国際民事手続法の基礎 【第11-15回】
国際民事訴訟における民事裁判権とその制約:裁判権免除と国際裁判管轄
民事裁判権の行使過程:送達と証拠収集、国際訴訟競合
外国による民事裁判権の行使の内国における受容:外国判決の承認執行

IV 国際財産法 【第16-21回】
自然人・法人、契約、法定債権、物権、債権法の諸問題、知的財産権

V 国際家族法 【第22-28回】
総論の複雑な問題(不統一法国、反致、先決問題・適応問題など)、相続、婚姻、親子、氏名、扶養、後見・失踪宣告

≪期末試験≫
フィードバック 【第29・30回】
PAGE TOP