Western History II

Numbering Code U-LAS01 10009 LJ38 Year/Term 2021 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year All students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Fri.3
Instructor name KISHIMOTO KOUTA (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course テーマ:戦争からみる西洋古代史

 本講義は、戦争を通して西洋古代(ギリシア・ローマ)史を概説する。戦争といっても、ただ戦闘の経緯や戦略・戦術だけを事細かに論じるわけではない。戦争は社会の「歪み」から生じる状況であり、あるいはそれを解決する手段の一つでもある。さらにそれがどのような結果になろうとも、同時代やのちの時代に少なからぬ影響を及ぼす。その意味で、戦争はその時代を映す鏡であり、歴史の転換点なのである。そこで、本講義では、古代ギリシア・ローマ世界の代表的な戦争や戦いを取り上げ、その背景にあった制度や社会、そしてそれらがもたらした変化や影響まで広く扱うこととする。それによって、西洋古代史の歴史的な理解を深めることが本講義の目的となる。また、講義の中では歴史学的な議論や論点も取り上げる。それを通じて、歴史学的な思考や歴史の見方を培ってほしい。
Course Goals (1)西洋古代(ギリシア・ローマ)史に関する基本的な事項を理解することができる。
(2)西洋古代史研究における歴史学的な議論や論点を理解することができる。
(3)以上の(1)、(2)の理解に基づいて、歴史学的な考察や批判を適切におこなうことができる。
(4)以上の(1)~(3)について、参考文献を活用しながら、自らの言葉で説明することができる。
Schedule and Contents 1 イントロダクション――歴史学と戦争
2 トロイア戦争――伝説を通してみる古典期以前のギリシア
3 ペルシア戦争――ポリス社会とギリシア人意識
4 ペロポンネソス戦争――アテナイ帝国の盛衰
5 カイロネイアの戦い――マケドニア王国の台頭
6 アレクサンドロスの東方遠征――ギリシア世界の拡大とヘレニズム王権
7 ポエニ戦争・マケドニア戦争――ギリシア世界とローマ
8 ミトリダテス戦争・ローマ内戦――ローマにおける社会変動
9 アクティウムの海戦・トイトブルク森の戦い――帝政の成立
10 ユダヤ戦争――帝国の再編と繁栄
11 ダキア戦争・マルコマンニ戦争・パルティア戦争――五賢帝時代の光と影
12 エデッサの戦い――3世紀の危機と帝国の変容
13 ミルウィウス橋の戦い――後期ローマ帝国とキリスト教の広がり
14 ゴート戦争(アドリアノープルの戦い)――ゲルマン諸民族とローマ帝国の衰亡
15 フィードバック
Evaluation Methods and Policy ・期末レポート(60%)
 提示されたテーマについて、講義の内容を踏まえ、参考文献を活用したうえで、自身の考えを論理的に述べることができるかを問う。

・平常点(40%)
 毎回、講義の内容に関して簡単な課題を出す。課題は毎回授業の最初に提示し、対面授業であればその授業の最後に、オンライン授業であればPandAなどで1週間を目安に提出してもらう。それを通じて、講義の内容の理解度を確認する。なお、課題への回答に加えて、講義内容についての質問などを書いてもよい。その内容に応じて適宜加点することもある。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) ・履修にあたって特別な知識は必要としないが、事前に高校世界史の教科書の西洋古代史(ギリシア史・ローマ史)の部分を読み直しておくことが望ましい。
・毎回授業で提示する課題については、その次の授業冒頭で解説と復習を行うので、出された課題を中心に授業内容を復習して理解を深め、さらに参考文献などを読んで自分なりの考えをまとめておくこと。
・毎回の授業で示す参考文献に可能な限り目を通し、予習すること。
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