基礎演習:現代思想と精神分析

Numbering Code U-HUM11 11196 SJ46
U-HUM11 11196 SJ34
Year/Term 2021 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year From 1st to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Fri.5
Instructor name MATSUMOTO TAKUYA (Graduate School of Human and Environmental Studies Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 現代の精神分析(ラカン派)および精神病理学の理論的背景を、発表と議論を通じて体験的に理解する。
Course Goals 文献を正確に読解する能力、それを独自の観点から論じる能力、発表に対する質問力などを総合的に養う。
Schedule and Contents 本基礎演習では、現代の精神分析(ラカン派)および精神病理学の理論的背景を理解するために、下記に示すような、いわゆる「フランス現代思想」関連の日本語文献(予定)を読み解いていく。いずれの文献も、何らかのかたちで精神分析および精神病理学を理解する上で示唆に富む代表的な論文であり、それらを単にひとつの「心の治療(法)」としてのみ捉えるのではなく、幅広い文脈のなかにおいて捉えるための土台となりうるものである。

1.浅田彰「ラカン 構造主義のリミットとしての」(『構造と力』所収)
2.中沢新一「病のゼロロジック」(『チベットのモーツァルト』所収)
3.柄谷行人「形式化の諸問題」(『差異としての場所』ほか所収)
4.東浩紀「郵便的不安たち--『存在論的、郵便的』からより遠くへ」(『郵便的不安たちβ』所収)
5.東浩紀「精神分析の世紀、情報機械の世紀」(『サイバースペースはなぜそう呼ばれるか』所収)
6.東浩紀「想像界と動物的通路」(『サイバースペースはなぜそう呼ばれるか』所収)
7.田中純「ポスト郵便都市」(『都市表象分析I』所収)
8.佐藤嘉幸「服従化=主体化は一度限りか」(『新自由主義と権力』所収)
9.千葉雅也「切断論」(『動きすぎてはいけない』所収)
10.千葉雅也「インフラクリティーク序説」(『思想地図β vol.1』所収)
11.千葉雅也「思弁的実在論と無-解釈的なもの」(『身体と親密圏の変容 (岩波講座 現代 第7巻)』所収)
12.國分功一郎「構造から機械へ」(『ドゥルーズの哲学原理』所収)
13.立木康介「精神分析の反メタ言語論」(『精神分析と現実界』所収)
14.立木康介「症状なき主体は彷徨う」(『露出せよ、と現代文明は言う』所収)

なお、初回講義ではオリエンテーションを行うが、2回目以降の講義では履修学生による発表・討議が行われる。積極的な参加が望まれる。

オンラインで実施する場合は、履修学生による課題提出と教員による応答を中心に、オンデマンド形式で双方向的に行う予定である。

授業回数はフィードバックを含め全15回とする。
Evaluation Methods and Policy 発表内容(50%)・授業への参加度(50%)。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 各回に取り扱う論文をあらかじめ読んでくること。
なお、授業外学修には、いわゆる「予習・復習」だけでなく、授業のなかで学んだことを各自の自習や日常や課外活動のなかで応用・実践し、生きた知識にすることも含まれる。
Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience 分類:

A course with practical content delivered by instructors with practical work experience

Details of Instructors’ Practical Work Experience:

精神科医師・公認心理師としての様々な領域での臨床実務経験


Details of Practical Classes Delivered:

精神科医師・公認心理師としての様々な領域での臨床実務経験にもとづいて、精神分析学・精神病理学の知識を体験的に教授する。
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