精神看護学高度実践特論II

Numbering Code G-MED22 5M336 LJ94 Year/Term 2021 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 1st year master's students Target Student
Language Japanese Day/Period
Instructor name Not fixed
Outline and Purpose of the Course 精神看護領域の専門看護師の役割や機能を果たすために、精神障がい者とその家族の心理や行動への理解を深め、また看護実践において基盤となる理論や概念について学ぶ。主な理論と概念を説明・分析し、看護実践や研究への適用可能性と限界について検討することで、より高度な看護実践に向けた知識・介入を生成する能力を習得する。
Course Goals 学修目的を達成した結果、下記の視点にあるように精神看護の歴史的観点から広い視野と知識を有し、効果的な概念・理論に基づく確かな質の高い看護支援能力が習得できる。

1.精神看護の歴史的発展と主な看護理論の変遷について理解する。
2.精神的な問題を抱えた人と家族に対する理解と看護実践の基盤となる主要な理論・概念について説明・分析し、看護実践や研究への適用可能性とその限界について検討することができる。
3.様々な理論・概念を比較検討し、より高度な看護実践に向けた知識・介入を探求することができる。
Schedule and Contents 第1回 オリエンテーション、精神看護学の発展と主要な理論の変遷
・オリエンテーション:本講義の概要・目的・目標・授業の進め方について説明
・精神看護学の発展と主要な理論の変遷、精神看護で用いられる理論の類型化
第2回 マーラーの乳幼児の心理的発達理論の概説
乳幼児の心理的発達、母子相互作用、分離ー個体化
第3回 精神力動論に基づく対象理解1(須賀原)
理論が生み出された背景、主要な概念・理論枠組み、治療関係の構造と展開、自我の構造と機能、自我発達、防衛機制
第4回 精神力動論に基づく対象理解2(須賀原)
事例展開:臨床事例を用いて精神力動論の適用・検討
第5回 エリクソンの心理社会的発達論に基づく対象理解1(山之内)
エリクソンの心理社会的発達論が生み出された背景、ライフサイクル、発達課題と発達危機
第6回 エリクソンの心理社会的発達論に基づく対象理解2(山之内)
事例展開:臨床事例を用いて心理社会的発達論の適用・検討
第7回 ペプロウ看護論(対人関係理論)による看護介入1(山之内)
ペプロウ看護論(対人関係理論)が生み出された背景、主要概念と理論、介入モデルの特徴
第8回 ペプロウ看護論(対人関係理論)による看護介入2(山之内)
ペプロウ看護論(対人関係理論)を用いた介入研究論文のクリティーク
第9回 リカバリー1(須賀原)
概念としてのリカバリーとは、定義、構成要素、プロセス、当事者のゴール達成のための支援、ピアサポート
第10回 リカバリー2(須賀原)
リカバリーに関する介入研究論文のクリティーク
第11回 オレム・アンダーウッド理論による看護介入1(山之内)
オレム・アンダーウッド理論のセルフケアに関する理論の主要概念、介入方法とその特徴
第12回 オレム・アンダーウッド理論による看護介入2(山之内)
オレム・アンダーウッド理論を用いた介入研究論文のクリティーク
第13回 家族理論による看護介入1(須賀原)
家族システム理論、家族ストレス対処理論、家族発達理論、家族の感情表出とコミュニケーションなどの家族理論の主要概念、家族機能のアセスメントと介入技法について理解する。
第14回 家族理論による看護介入2(須賀原)
家族理論を用いた介入研究論文のクリティーク
第15回 総括(山之内・須賀原)
様々な理論・概念について比較検討し、精神看護実践と研究への適用可能性とその限界についてまとめ、より高度な今後の精神看護実践のための知識・介入開発に向けて討議する。
Evaluation Methods and Policy 授業参加状況40%、プレゼンテーション30%、レポート30%により総合的に評価する。
Course Requirements 高度実践研究者養成プログラム専門看護師課程:精神看護学を専攻している者であること。
Study outside of Class (preparation and review) 授業時間内に詳細は提示する。各講師の提示する課題を確認し、事前・事後の自己学習を主体的に行うこと。
ディスカッションとプレゼンテーションにて授業を進めていくため、積極的に参加すること。
Textbooks Textbooks/References 各講師が適宜、指定する資料および文献
References, etc. Ann B. Hamric他;中村美鈴, 江川幸二監訳:高度実践看護統合的アプローチ、へるす出版、2017
マーク・レーガン、前田ケイ(訳):ビレッジから学ぶリカバリーへの道,金剛出版、2002
M.S.マーラー[ほか]著 ; 高橋雅士, 織田正美, 浜畑紀訳:乳幼児の心理的誕生、黎明書房、2001
遠藤辰雄、他:アイデンティティの心理学、ナカニシヤ出版、1998
E・Hエリクソン/小比木敬吾:自我同一性アイデンティティとライフサイクル、誠信書房、1988
南裕子、稲岡文昭監修:セルフケア概念と看護実践、ヘルス出版、1987
野嶋佐由美(監):セルフケア看護アプローチ、日総研出版、1997
鈴木和子、渡辺裕子著:家族看護学 理論と実践 第3版、日本看護協会出版会、2006
野嶋佐由美監修、中野綾美編集:家族エンパワーメントをもたらす看護実践、へるす出版、2005
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