1431012Chinese Language and Literature (Special Lectures)

Numbering Code G-LET11 61431 LJ36 Year/Term 2021 ・ Intensive, First semester
Number of Credits 2 Course Type special lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Intensive
Instructor name OKI YASUSHI (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 明清両代の文学は、雅俗にわたるさまざまな文学ジャンルが確立し、行なわれていたことが一つの特徴といえるであろう。本講義では、雅文学(詩・散文)、俗文学(戯曲・小説・歌謡など)各ジャンルの作品講読を通して、作品を読み味わうとともに、当時の文学状況を探ることを目指したい。雅文学と俗文学とを別のもの、対立的なものと考えるのではなく、とりわけ両者の交錯する場に注意して考えてみたい。
Course Goals ・中国文学の各ジャンルについての基礎知識を習得する。例えば、詩詞曲などの韻文については、その格律などについて。白話小説であれば「白話」について、など。
・文学作品が生まれる背景としての中国人の思考方法、中国人社会の動き方や制度などについての理解を深める。
・明清の時代状況について理解する。
・過去の文学作品が現在に伝わるまでの経路や媒体について理解する。
Schedule and Contents この講義では、以下のいくつかのテーマを中心に考えてみたい。授業の進捗状況や履修者の関心の状況によって、多少の内容変更がありうる。作品の講読が中心になるので、履修者が予習の時間をとれるよう配慮したい。

(1)明清時代と明清文学についての概説 【第1回】
(2)科挙と文学 【第2回~第3回】
   八股文、白話小説(『警世通言』巻18「老門生三世報恩」)
(3)経学と評点 【第4回~第5回】
   『四書大全』、張居正『四書直解』、金聖歎『第五才子書水滸伝』
(4)『詩経』と民間歌謡 【第6回~第7回】
   馮夢龍「叙山歌」を中心に
(5)遺民の文学 【第8回~第9回】
   呉偉業『秣陵春』、冒襄『同人集』
(6)文藝の場としての妓楼 【第10回~第11回】
   『金陵百媚』、『呉姫百媚』、馮夢龍「馮生伝」
(7)地方志と文藝 【第12回~第13回】
   『桐橋倚棹録』、『虎邱志』、『味水軒日記』
(8)鈔本と刻本 【第14回】
   『聊斎志異』『紅楼夢』の場合
(最終回)総括と試験 【第15回】
Evaluation Methods and Policy 講読の担当と討論への積極的な参加、最終回における試験の成績による。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 授業で読む材料については、なるべく早めに受講者の手に渡るようにするので、事前に準備しておいてほしい。
上記の参考書は、明清時代の文学を考える上で重要な知識を与えてくれる書物なので、目を通しておいてもらうことが望ましい。
Textbooks Textbooks/References 講読する資料については、事前にコピーを配布するので、予習をしておいてほしい。
References, etc. 江南の発展: 南宋まで, 丸橋充拓, (岩波書店,2020), ISBN:9784004318057
陸海の交錯 明朝の興亡, 壇上寛, (岩波書店,2020), ISBN:9784004318071
「中国」の形成 現代への展望, 岡本隆司, (岩波書店,2020), ISBN:9784004318088
朱子学と陽明学, 島田虔次, (岩波書店,1967)
中国出版文化史 書物世界と知の風景, 井上進, (名古屋大学出版社,2002), ISBN:978-4-8158-0420-6
明代詩文, 入矢義高, (筑摩書房,1978)
科挙―中国の試験地獄, 宮崎市定, (中公文庫,1984)
 

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