5731003Aesthetics and Art History (Special Lectures)

Numbering Code G-LET09 65731 LJ34 Year/Term 2021 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type special lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Wed.3
Instructor name NEDACHI KENSUKE (Graduate School of Letters Professor)
Outline and Purpose of the Course  運慶とその子息湛慶を中心とする慶派仏師は、鎌倉時代の重要仏師集団であったことはよく知られている。ただ、従来の研究では、運慶が鎌倉時代の彫刻新様式成立に大きな役割を果たしたとし、湛慶が果たした鎌倉時代彫刻史の重要な役割が曖昧なまま論じられてきたところがある。しかしながら、鎌倉時代の彫刻様式は湛慶が大成した見方があるように、湛慶の存在なしには語れないところがある。かれは、運慶の彫刻様式を受け継ぎながらも、快慶や京都仏師の作風などを取り入れ、新たな彫刻様式を大成したとみられる。
 この授業では、湛慶の彫刻史における役割を再考するため、運慶から何を受け継ぎ、また運慶以外の他の仏師の影響がどのようなものであったかを、具体的に検証していくことにしたい。今期は、主に運慶一門として活動を行った時期の湛慶の活動を検討していきたい。この授業によって、鎌倉時代彫刻史の展開の様子がより明瞭に把握できるようになり、この時期の彫刻史の動向についての理解を深めることができる。
Course Goals 鎌倉時代の運慶から湛慶への彫刻史の展開を論じる講義を受けることで、鎌倉時代の美術の中枢を学び、日本美術史、文化史や宗教史などについての造詣をより一層深めることができるようになる。
Schedule and Contents 授業で取り上げる課題は以下の通りである。

第1回目   はじめに
第2回目   愛知・滝山寺諸尊像の造仏
第3回目   東大寺南大門金剛力士像造像の問題(その1)
第4回目   東大寺南大門金剛力士像造像の問題(その2)
第5回目   東大寺南大門金剛力士像造像の問題(その3)
第6回目   東大寺南大門金剛力士像造像の問題(その4)
第7回目   東大寺南大門金剛力士像の仏師の分担について
第8回目   東大寺南大門金剛力士像造像における湛慶の役割
第9回目   興福寺北円堂諸尊像の造像をめぐって(その1)
第10回目  興福寺北円堂諸尊像の造像をめぐって(その2)
第11回目  興福寺北円堂諸尊像の造像における慶派仏師の分担のあり方
第12回目  法勝寺九重塔の造仏をめぐって
第13回目  高山寺の慶派仏師の造仏をめぐって
第14回目   まとめ
第15回目   フィードバック  
Evaluation Methods and Policy  期末のレポートおよび出席状況により評価する。評価はレポート80%、出席状況20%。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 授業中に配付するレジュメを必ず読み返すこと。また、授業中に紹介する参考文献や、参考論文は予習・復習のためにぜひ読んでおいてもらいたい。
Textbooks Textbooks/References 毎回、資料配付を行う。
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