Basic Statistics for Policy Analysis

Numbering Code P-GOV00 51120 LJ42 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Recommended to 1st year students Target Student
Language Japanese Day/Period Fri.2
Instructor name ASANO KOUTA (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course 社会の様々な不確実性を前提に、政策効果を定量的に捉え、分析・評価するために必要となる基本的な確率や統計などの考え方や手法を学び、政策の妥当性を検証する力を身につける。
Course Goals 確率や統計の基礎的概念とそれを用いた政策評価の手法を修得し、幅広い公共政策の評価に応用できるようになる。
Schedule and Contents 本講義の最終目標は、現実に行われている公共政策の政策効果の把握について解説することである。そのためには確率や統計の基礎的知識が必要である。具体的には、記述統計学の内容、不確実性を記述する確率の概念、確率を伴う科学的推論の方法である仮説検定の論理、確率変数などの確率論の道具を学んだうえで、無作為割当といった理想的条件下での政策効果把握のための二つの代表的な検定を学ぶとともに、社会科学の分野で広く活用されている回帰分析を学び、最終的に非理想的条件下で回帰分析を活用した政策効果の定量的把握にいたる。

基本的に以下の授業計画に従って講義を進める。ただし講義の進みぐあい、時事問題への言及などに対応して順序や同一テーマの回数を変えることがある。

第1回  政策分析と統計学 
第2回  確率思考-記述統計と統計的推測について-
第3回  条件付確率とベイス推論-OJシンプソン裁判-
第4回  仮説検定の論理-科学的推論の新機軸-
第5回  確率変数と大数の法則-ギャンブルの真実-
第6回  正規分布と中心極限定理-もうひとつの真実-
第7回  政策効果把握のためのカイ二乗検定
第8回  政策効果比較のためのスチューデントの t 検定
第9回  回帰分析入門(1)-単純線形回帰-
第10回 回帰分析入門(2)-重回帰-
第11回 回帰分析入門(3)-回帰分析の統計的推測-
第12回 観測データと実験データ-社会実験と自然実験-
第13回 政策分析のための因果モデル
第14回 演習と総括
第15回 フィードバック 
Evaluation Methods and Policy 授業時間中に実施するクイズ(回数未定)の結果で評価する。
Course Requirements 公共政策論に関する基本的な知識を有していることを前提にしている。
Study outside of Class (preparation and review) 授業において演習問題や課題を示すので、次回までに解答しておくこと。
Textbooks Textbooks/References 政策研究のための統計分析, 浅野 耕太, (ミネルヴァ書房), ISBN:978-4-623-05663-7
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