Administrative System

Numbering Code P-GOV00 51020 LJ42 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type lecture and seminar
Target Year Recommended to 1st year students Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.4
Instructor name SOGA KENGO (Graduate School of Law Professor)
Outline and Purpose of the Course  行政学とは,政治学の一分野であり,行政機構の実態について社会科学の方法を用いて分析をしていく学問である.この講義では,とりわけ,現代日本の行政の実態を理解することを目的とする.
 学部レヴェルの教科書を用いて一通りのテーマをカバーする.それにより,学部段階で行政学を履修していない学生にとっては,基本的な知識を習得することを目指す.同時に,学部段階で行政学の履修を行った学生にとっては,個々の論点をさらに深めて理解することを目指す.
 講義においては,教員の側から解説を行う形式をとらず,受講生からの質問と論点提示に基づき,担当者が解説を加えていくある種の反転講義の形態をとる.その中で,論点によっては,受講者とのディスカッションを含めることがある.
Course Goals  行政学の基本的な視座や視角,分析の方法について理解する.
 現代日本の行政の実態について,基本的な知識を得る.
Schedule and Contents  講義内容は大きく分けて四部に分かれる.各部は四つのトピックから構成される.各トピックについて,【】に示す回数を割り当てる予定である.
 事前課題によって受講者から示された論点を中心に解説を加える.論点によっては,受講者とのディスカッションを行う.

イントロダクション【1回】
第1部 政治と行政【4回】 
 第1章 政治と行政の関係
 第2章 日本における政治と行政の実態
 第3章 政治と行政の関係を規定する要因
 第4章 政治と行政の関係の帰結
第2部 行政組織 【3回】
 第5章 行政組織の形態
 第6章 日本の行政組織の実態
 第7章 組織形態を規定する要因
 第8章 組織形態の帰結
第3部 マルチレベルの行政【3回】
 第9章 マルチレベルの行政:中央・地方関係と国際関係
 第10章 日本におけるマルチレベルの行政
 第11章 マルチレベルの行政を規定する要因
 第12章 マルチレベルの行政の帰結
第4部 ガバナンスと行政【3回】
 第13章 ガバナンスの様態
 第14章 日本におけるガバナンスの変化
 第15章 ガバナンスの様態を規定する要因
 第16章 ガバナンスの様態の帰結
まとめとフィードバック【1回】
Evaluation Methods and Policy  担当回における質問・論点提示(12点*3回=36点)
 担当回以外の回におけるリアクション・ペーパー(5点*10回=50点)
 小レポート(ただし提出は任意:14点)
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review)  毎回,教科書の1章(20から30頁程度)程度を読み,課題に取り組むことが必要である.
 
Textbooks Textbooks/References 行政学〔新版〕, 曽我謙悟, (有斐閣,2022年), ISBN:978-4-641-12483-7
References, etc. 現代日本の官僚制, 曽我謙悟, (東京大学出版会,2016年), 第1部の内容の発展を示すものである.
日本の地方政府, 曽我謙悟, (中央公論新社,2019年), 第3部の内容の概説を行うものである.
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