Public Finance

Numbering Code G-ECON31 6A553 SJ43 Year/Term 2021 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Wed.1・2
Instructor name MOROTOMI TORU (Graduate School of Global Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course  本講義では、経済のグローバル化と税制の変容をとりあげる。いわゆる「国際課税論」という講義名でカバーされる内容をもちろん含むが、それよりもはるかに広い範囲の諸問題を対象として、一国単位の税制の限界と可能性、租税競争と国際協調、新しい国際課税システムはどのような姿をとるのか、という問題を考えていくことにしたい。
Course Goals  本講義は、まだ体系化されていないトピックスを取り扱うが、本講義を通じてグローバル化が税制に対して与えている影響を理解するとともに、それに対する各国の取り組みの可能性と限界を理解することが目標となる。さらに、グローバル化への対応で唯一正しい解がない中で、各国で起きてきている様々な実験的取り組みを、税制発展史の中で位置づけることができる思考枠組みの獲得が目標である。
Schedule and Contents  本講義は、教科書を輪読する演習形式で進めるが、その内容は、特に経済学や財政学、あるいは政治学の基礎知識がなくても理解可能である。講義形式は、担当教員が一方的に話すのではなく、テキスト輪読形式(参加者がテキスト内容について順番に報告を担当)とし、参加者相互の議論を通じた理解を重視する。そういう意味で、講義参加者の議論への積極的な参加が求められる。

(1)イントロダクション①
(2)イントロダクション②
(3)タックスヘイブンと租税回避、各国の税収損失①
(4)タックスヘイブンと租税回避、各国の税収損失②
(5)租税競争と国際協調、米国FATCA、国際的な租税情報自動交換①
(6)租税競争と国際協調、米国FATCA、国際的な租税情報自動交換②
(7)OECDのBEPSプロジェクト①
(8)OECDのBEPSプロジェクト②
(9)BEPS報告書の批判的検討①
(10)BEPS報告書の批判的検討②
(11)EU、欧州各国政府によるIT大手企業への「デジタル課税」①
(12)EU、欧州各国政府によるIT大手企業への「デジタル課税」②
(13)「新しいグローバル・タックス・レジーム」とは何か①
(14)「新しいグローバル・タックス・レジーム」とは何か②
(15)フィードバック
Evaluation Methods and Policy (1)テキスト輪読報告の担当とその水準(70%)、(2)講義でのディスカッションに積極的に参加し、どの程度議論に貢献しているか(30%)、という点により総合的に評価する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review)  本講義は演習形式なので、教科書で割り当てられた部分については、報告担当の場合は報告準備をするほか、そうでない場合はあらかじめ通読し、論点を理解しておくことが求められる。また、講義後には内容を復習することが求められる。
Textbooks Textbooks/References グローバル・タックス, 諸富徹, (岩波新書、2020年)
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