京都大学 京都大学

Library System and Management

Numbering Code U-EDU03 23662 LJ13 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits Course Type Lecture
Target Year From 2nd to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.2
Instructor name KISHIMOTO TAKEFUMI (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course 生涯学習社会における図書館という視点を重視して，１）国および自治体の図書館政策と行財政制度について，２）図書館経営にかかわる組織，管理・運営，各種計画について，３）図書館サービスを具現化するためのサービスマネージメント，サービス評価，館長を含む専門職員の職責などについて，図書館を取り巻く環境の変化に直面する現場の論議を紹介しながら解説する。
各自が任意に選んだ公立図書館について，その活動の実際を評価し，当該図書館のサービスならびに運営における課題をまとめたうえで，授業の中で発表する課題を行う。
Course Goals 組織としての図書館を把握し，サービスをマネジメントする視点から図書館経営（とりわけ公共図書館の経営）はいかにあるべきかを理解する。
Schedule and Contents 公立図書館を基本にして，以下の計画で講義を進める。第10回の授業からは講義とあわせて，各自が任意に選んだ公立図書館について，その活動の実態を調査・分析し，当該図書館におけるサービスあるいは運営上の課題を発表する時間を設ける。
第1回　公共図書館の成立と日本の公共図書館の現在
第2回　社会の変化と図書館
第3回　図書館の法的位置づけと国の図書館施策
第4回　都道府県の図書館振興施策
第5回　地方自治と図書館
第6回　公立図書館の運営主体
第7回　図書館経営における計画と評価
第8回　公立図書館の基準と図書館統計
第9回　図書館経営における館長の職責
第10回　司書の役割と図書館員の職責
　　　（レポート中間発表）
第11回　図書館と市民との協働
　　　（レポート中間発表）
第12回　サービス・マネジメント（サービスのための組織をつくる）
　　　（レポート中間発表）
第13回　サービス・マネジメント（サービスの品質を高める）
　　　（レポート中間発表）
第14回　図書館の利用圏域と配置計画
　　　（レポート中間発表）
第15回　図書館の広報とまとめ
フィードバック方法は別途連絡します
Evaluation Methods and Policy 【評価方法】
　　授業での中間発表（30％）と最終課題レポート（70％）で評価する。
【評価方針】
　　評価方針は，到達目標について，教育学部の成績評価の方針に従って評価する。
Course Requirements 学習内容の系統性から，「図書館情報学概論」「図書館サービス論」をすでに履修していることが望ましい。未履修の場合は，テキストによる自主学習を早期に。
Study outside of Class (preparation and review) 公共図書館を実際に利用するとともに，講義で取り上げた視点からできるだけ多くの公共図書館の見学を行うこと。
レポートで取り上げる公立図書館について，第1回から第5回の授業の期間に，設置自治体の基本構想や教育基本計画などの基礎的情報を調査したうえで，当該図書館の設置条例や図書館の基本計画などを確認しておくこと。
そのうえで，第6回から第9回の授業の期間に，サービスなどにかかる統計情報を収集し分析すること。
あわせて，隣接自治体あるいは人口規模等の類似図書館についての調査を行い，当該図書館の状況と比較分析すること。
文献やWebでの情報収集だけではなく，見学や図書館へのヒアリングなどを通して，図書館サービスを具体的に把握すること。
中間レポートで，当該図書館の運営ならびにサービスにおける課題を整理したうえで，第10回の授業以降，改善計画をまとめていくこと。
Textbooks Textbooks/References 適宜プリントを配布する。
References, etc. 図書館概論　五訂版, 塩見昇, (日本図書館協会　2018年), ISBN:978-4-8204-1813-9
新図書館法と現代の図書館, 塩見昇・山口源治郎, (日本図書館協会　2009年), ISBN:978-4-8204-0915-1
Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience 分類：

A course with practical content delivered by instructors with practical work experience
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