Public Administration

Numbering Code U-EDU03 24105 LJ41 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits Course Type Lecture
Target Year From 2nd to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.2・Wed.2
Instructor name SOGA KENGO (Graduate School of Law Professor)
Outline and Purpose of the Course  現代日本の行政の実態を理解することがこの講義のテーマである.日本の行政についての基礎的な知識,最新の情報を提供するとともに,それらを体系的に理解するための理論的な枠組みについて解説を加えていく.
 授業形態については,教員からの説明を中心とする.教科書の内容をそのまま説明するのではなく,より深く掘り下げたり,幅を広げるようにトピックを選ぶ予定である.関連する具体的なケースの紹介や,時事的な事象に対する解説,また研究成果についての紹介を組みあわせていく.
Course Goals  この科目を履修することで,得られる知識や能力は次の通りである.第一に,現在の日本の行政について基本的な知識を獲得することができる.第二に,いかなる要因がそのような現状をもたらしたのかを,社会科学的に考察できるようになる.第三に,行政を理解するための分析の視座や理論を理解することができる.
Schedule and Contents  講義内容は大きく分けて四部に分かれる.各部は四つのトピックから構成される.一つのトピックについて【】に示した回数を費やすこととなろう(概要にも触れたように,関連する時事的な事象への解説などを加えるため予定回数には幅がある).

導入:全体の構成と留意事項【1回】
第1部 政治と行政【7~8回】 
 第1章 政治と行政の関係
 第2章 日本における政治と行政の実態
 第3章 政治と行政の関係を規定する要因
 第4章 政治と行政の関係の帰結
第2部 行政組織 【6~7回】
 第5章 行政組織の形態
 第6章 日本の行政組織の実態
 第7章 組織形態を規定する要因
 第8章 組織形態の帰結
第3部 マルチレベルの行政 【6~7回】
 第9章 マルチレベルの行政:中央・地方関係と国際関係
 第10章 日本におけるマルチレベルの行政
 第11章 マルチレベルの行政を規定する要因
 第12章 マルチレベルの行政の帰結
第4部 ガバナンスと行政 【5~6回】
 第13章 ガバナンスの様態
 第14章 日本におけるガバナンスの変化
 第15章 ガバナンスの様態を規定する要因
 第16章 ガバナンスの様態の帰結
まとめとフィードバック 【1回】
Evaluation Methods and Policy 法学部と同じ期末試験(110分)により,教育学部が定める成績評価の方針に従って,到達目標の達成度を評価する.
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review)  各自の判断で予習と復習の配分は決めてもらって構わないが,教科書を読むことが,最低限必要とされる授業外の学習である.加えて,興味や関心に沿って,教科書に示された参考文献を読むことを強く勧める.
Textbooks Textbooks/References 行政学(新版), 曽我謙悟, (有斐閣,2022年), ISBN:978-4-641-12483-7
教科書は初版(2013年)から大きく書き直されているので,古書などを利用する場合は注意してください.
4月の講義当初には刊行が間に合わないと思いますが,4月中には出る予定なので,少しお待ちください.
References, etc. 現代日本の官僚制, 曽我謙悟, (東京大学出版会,2016年), 第1部に関わる内容を詳細に記したものである.
日本の地方政府, 曽我謙悟, (中央公論新社,2019年), 第3部に関わる内容の概説を示したものである.
Related URL http://soga.law.kyoto-u.ac.jp
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