Education and School Library Services

Numbering Code U-EDU03 23063 LJ47 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits Course Type Lecture
Target Year From 2nd to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.2
Instructor name INOUE YASUYO (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course  本科目は司書教諭資格取得科目のひとつであり,学校図書館の2つの機能である「読書センター」と「学習・情報センター」のうち,特に,後者の機能に焦点を合わせて学ぶ科目である。学校図書館は,学習・情報センターとして,必要な情報や資料を提供して児童生徒の学びを幅広く豊かにし,そして,児童生徒が主体的に情報や資料を活用できる力,つまり情報リテラシーを身につけることができるように,支援・指導することが重要である。それを実現するために,司書教諭として何をすればよいか。司書教諭が学校全体に対して,学校図書館を基盤とした情報リテラシー教育の旗振り役を担えるように,知識や技術を学ぶことが本科目の目的である。
Course Goals ・学校図書館司書教諭の役割と学校図書館メディアセンターの情報資料について理解し、司書教諭として必要とされる情報検索活動能力、および、児童・生徒の主体的なメディア活用能力を育成できるようにする。

・児童生徒にリサーチ・スキルやプレゼン・スキルを指導できる、あるいは指導する教員の支援ができる知識と技術を身につけるようになる。

・さらにデジタル教科書の本格的導入をみすえて、学校図書館メディアセンターがどのような支援ができるのかを考える。
Schedule and Contents  以下のような項目について,1項目あたり1~2週の授業をする予定である。
第1回;教育課程と学校図書館
第2回;社会教育と学校教教育、図書館の役割
第3回;学校図書館利用指導から情報リテラシー教育へ
第4回;情報リテラシーの理論
第5回;探究的な学習と学校図書館活用
第6回;情報リテラシーの育成(1)実例
第7回;情報リテラシーの育成(2)実践演習
第8回;探究的な学習における情報リテラシーの育成
第9回;情報リテラシー教育の計画
第10回;情報リテラシー教育の実践
第11回;情報リテラシー教育の評価
第12回;学習/教育活動を支援する情報サービス(1)ウェブ評価
第13回;学習/教育活動を支援する情報サービス(2)電子資料
第14回;公共図書館の支援活動
第15回;学習指導における司書教諭と支援活動を担う学校司書の役割
Evaluation Methods and Policy 【評価方針】到達目標について、教育学部の成績評価の方針に従って評価します。他学部や大学院生の方はあらかじめご了承ください。

・具体的にはレポート及び試験により評価するが、前提として以下の条件を達成していることが評価対象となる。
(1)出席が全体の1/3以下の場合、妥当な理由(教育実習や介護体験など)がない限り科目受講を放棄したものとみなし不可評価対象とする。
(2)レポート(70%の評価割合);演習課題であり、授業での発表・報告を含む。グループでの授業内演習・課題・発表(35%)、個人での課題(35%)を含む。各演習課題やそのほかの課題については、指示内容に沿った内容さらに実務を参考にしつつ独自性のある自主的な内容を含むことを求める。
(3)小テスト(30%の評価割合);講義内容での理解を評価する。なお、コロナまん延で教室でのテスト実施が困難になった場合、追加課題でそれに変えることもありうることをあらかじめ了解しておいてほしい。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) ・雑誌「学校図書館」や「図書館雑誌」等で実例報告などを読んでおいてください。

・教育実習に行く方はその学校の学校図書館を見学しておいてください。司書教諭や学校司書の先生方からお話をうかがっておいてください。

・教育実習未履修者はできるだけ学校図書館のHPを探して読んでおいてください。とくに学校図書館を活用した「総合的な学習」などを公表している学校の実例を調べておいてください。探究型学習あるいは課題解決型学習とよばれる学習の支援体制に関連しています。読解力育成と図書館での学習指導は関連しています。学校図書館での読書支援についても雑誌記事や実例などを読んでおかれると理解しやすいでしょう。SSHやSGH、バカロレア認定校などが参考になるかもしれません。
Textbooks Textbooks/References  必要に応じてプリントを配布する。また、参考資料リストを最初の授業で配布する。 コロナまん延などの場合を想定して、KULASISやPandaなども活用していくので、参照してほしい。
References, etc. 学校図書館を活用する学び方の指導 : 課題設定から発表まで, 宅間紘一著, (全国学校図書館協議会), ISBN:479332150X
学校図書館活用あらかわモデルプラン : 資料ダイジェスト版, 荒川区編, (国土社), ISBN: 9784337450479
学校図書館教育指導計画作成の手引 : 子どもたちの学びを豊かにする学校図書館, 横浜市教育委員会事務局/〔編〕, (時事通信出版局), ISBN:9784788711785
授業で参考資料を指示する。あるいはKULASISやPandaにも情報資料をアップするので参照してほしい。
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