Teaching Methods in Mathematics II

Numbering Code U-EDU04 29166 LJ47 Year/Term 2021 ・ Year-round
Number of Credits Course Type Lecture
Target Year From 2nd to 4th year students Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.3
Instructor name KANBARA KAZUYUKI (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course テーマ:これから求められる中学校数学科授業の創造-数学教育の理論と実践の統合-
本講義では,主としてリアリズムとアカデミズムの狭間にある中学校数学教育に焦点をあてる。一般に,数学の問題を解くことと教えることには隔たりがあると言われる。そして,学び続ける数学教師の姿から想像すれば,その隔たりは,無限の隔たりといってもよいだろう。しかし,その隔たりを埋める教育の仕事には,そこでしか味わうことができない喜びがあり,感動がある。数多の困難と苦悩を乗り越え,数学授業をデザインできるようになるためには,確かな数学観,授業観,生徒観が必要となる。その第一歩として,数学教育の目的と今日的課題を理解し,これからの数学教育を担う教師として必要な知識と方法を学び,中学校数学教師としての資質・能力の基礎を養う。そこで,次の4つを軸として,アクティブ・ラーニング(双方向授業・模擬授業など)を取り入れた講義を行う。
1.数学教育の目的と課題の理解:日本の数学教育の課題と新学習指導要領の方向性をふまえた今後の算数・数学教育のあり方を学ぶ。
2.数学教育の基礎理論:数学教育学や認知心理学などが積み上げてきた理論について学ぶ。
3.教材論・授業論:教科書や先行研究の検討を通して,主要な教材や授業構成,ICT機器の活用について学ぶ。また,数学的活動を軸とした数学科授業の意義とデザイン方法を学ぶ。
4.模擬授業実施全員が数名のグループ単位で授業案を作成し模擬授業を行い,相互に検討し合う。

Course Goals 1.学生自身が受けてきた数学教育を振り返り,これからの数学教育のあり方について総合的に説明することができる。
2.中学校数学科の指導内容を深く理解し,よりよい授業の要件と指導法(デジタル教材及びICT機器の活用を含む)について説明することができる。
3.生徒の数学に対する意識をふまえ,興味・関心をひきだし,数学的な見方・考え方を育成する「生徒主体の授業」をデザインすることができる。
4.中学校数学科の授業を計画・実施することができ,実施した授業を批判的かつ総合的に検討することができる。
Schedule and Contents 基本的に以下のプランに従って講義を進める。ただし講義の進みぐあい,課題の遂行状況, 受講者数などに対応して順序やテーマの回数を変えることがある。また,講義の進め方については適宜,指示をして,受講者が予習をできるように十分に配慮する。

第1回:数学教育の目的と中学校数学科の目標
第2回:わが国の数学教育の史的変遷と今日的課題
第3回:数と式の指導内容について(理論編①)
第4回:数と式の指導内容について(理論編②)
第5回:数と式の指導内容について(理論編③)
第6回:数と式の指導について(実践編:実践記録から学ぶ)
第7回:図形の指導内容について(理論編①)
第8回:図形の指導内容について(理論編②)
第9回:図形の指導内容について(理論編③)
第10回:図形の指導について(実践編:実践記録から学ぶ)
第11回:関数の指導内容について(理論編①)
第12回:関数の指導内容について(理論編②)
第13回:関数の指導について(実践編:実践記録から学ぶ)
第14回:指導案づくりと数学科の授業展開(ICTの活用を含む)
第15回:学習到達度の確認(試験)
第16回:フィードバック

第17回:データの活用の指導内容について(理論編①)
第18回:データの活用の指導内容について(理論編②)
第19回:統計的な問題解決の実際
第20回:数学的活動と単元設計
第21回:課題提示と評価
第22回:模擬授業を通した教材と授業づくりの検討1(中学1年「正の数・負の数」)

第23回:模擬授業を通した教材と授業づくりの検討2(中学1年「1次方程式」)
第24回:模擬授業を通した教材と授業づくりの検討3(中学1年「作図」)
第25回:模擬授業を通した教材と授業づくりの検討4(中学2年「1次関数」)
第26回:模擬授業を通した教材と授業づくりの検討5(中学2年「証明」)
第27回:模擬授業を通した教材と授業づくりの検討6(中学2年「確率」)
第28回:模擬授業を通した教材と授業づくりの検討7(中学3年「平方根」)
第29回:模擬授業を通した教材と授業づくりの検討8(中学3年「標本調査」)
第30回:模擬授業を通した教材と授業づくりの検討9(中学3年「三平方の定理」)
第31回:学習到達度の確認(試験)
第32回:フィードバック
Evaluation Methods and Policy 【評価方法】前期末および後期末の定期試験(筆記)(各25%)、
授業課題及び予習課題(20%)、授業内での発言と模擬授業への取り組み(事前の話し合い,当日の役割遂行,事後のまとめ,毎回の略案作成)等(30%)

【評価方針】到達目標について、教育学部・教育学研究科の成績評価の方針に従って評価する。
Course Requirements 授業に積極的に参加する姿勢を持っていること。具体的には,模擬授業への参加は単位取得の必要条件である。なお,公欠を除く欠席が通年で8回以上の者は原則不可とする。
Study outside of Class (preparation and review) <予習>
授業の予習課題レポートを用いた学修を随時行うため,前時に指示した課題について予習し、次回提出すること。
模擬授業については、グループで綿密な打ち合わせを行い、指導案を作成すること。模擬授業グループ以外は、授業内容について略案を作成して予習しておくこと。
<復習>
教科書を用いて、学習内容について整理し、復習を行うこと。
Textbooks Textbooks/References アクティブラーニングを位置づけた中学校数学科の授業プラン, 江守英世, (明治図書)
中学校学習指導要領(平成二十九年告示)解説 数学編, 文部科学省, (日本文教出版)
小学校学習指導要領(平成二十九年告示)解説 算数編, 文部科学省, (日本文教出版)
Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience 分類:

A course with practical content delivered by instructors with practical work experience
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