Environmental Engineering of Architecture

Numbering Code U-AGR05 3E153 LJ80 Year/Term 2021 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 3rd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.2
Instructor name NAKAMURA MASASHI (Institute for Liberal Arts and Sciences Professor)
Outline and Purpose of the Course 木材は住宅の構造材と使用されることはもちろん,居住者が直接見たり触れたりする内装材としても多用される.それはなぜだろうか.
本講義では,木材という材料に軸足を置いて,また,居住者であるヒトの特性を考慮しながら,木材がヒトの住環境を構築する際にどのように貢献できるかについて講述する.
Course Goals ・快適な住環境に求められる要因を理解する.
・木材の物性が住環境の居住性向上にどのように寄与できるのか理解する.
・木材とヒトの関係(Wood and Human Relations)について,基礎的事項を説明できるようになるとともに,最近の研究動向を理解する.
Schedule and Contents 1. 「木の家」とは?(1回) 住宅工法の変遷,現代の日本で立てられている一般住宅の代表的な構造と工法などについて整理する.
2. 快適な住環境に必要なもの(1回) 住みよい住居が備えておくべき要因と,その因子がヒトのどの感覚に作用しうるかについて考える.
3. 木材の調湿性能(1回) 木造住宅のキャッチコピーとしてしばしば見かける「木の呼吸」は木材の吸放湿性能の比喩である.そのような性能を有した材料を多用した住環境の調湿性能について解説する.
4. ヒトの感覚と神経情報処理(3回) ヒトの感覚系に共通する性質をまず整理し,視覚,触覚,聴覚,嗅覚,味覚に関わる受容器や神経系の情報の流れについて,概要を講述する.
5. 木材の熱的性質と接触温冷感(1回) 木材は温かい材料と言われる.それはなぜなのか,木材の熱的性質と関連させて解説する.
6. 木材の表面特性と触り心地(1回) 木材は床に使えるほど硬いがそこで転んでも怪我をしない程度に軟らかい.このような木材の表面特性と関連させて,木材ならではの触感について述べる.
7. 木材の香りと生活(1回) 「木の香り」は木材の良さのひとつとして広く認知されているが,ヒトにどのような影響を与えうるのか.この点について最近の研究成果などを紹介する.
8. 木目模様の特徴とイメージ(1回) 内装に現れた柱や板の表面には様々な木目模様が現れている.この生物材料特有のパターンは見る者にどのような印象を与えるかについて,説明する.
9. 木材の色とインテリア(1回) 木材が多用された部屋は見た目に「あたたかい」とされるが,これには木材の色が大きく影響する.測色法を解説するとともに,インテリアにおける木材の見え方について述べる.
10. 木材と人の研究(3回):木材が人の居住空間あるいは居住者そのものにどのような影響を与えているのか,エビデンスとともに示した研究は決して多くない.しかし,日本の研究者を中心に,木の良さを客観的に伝えるデータが集積されつつある.そこで,これまで講述してきた内容を復習しながら内外の論文を深読みし,「木材と人」の研究がどのような状況にあるの講述する.
11. 期末試験
12. フィードバック
Evaluation Methods and Policy 「評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による.
定期試験6~7割,レポート2~3割の絶対評価を行う.
Course Requirements 3回生前期までの間に森林科学科が提供するマテリアル系の講義や実験・実習で学んでいるはずの知識を前提に講述する.したがって,3回生後期での履修が望ましい(「その他」を参照).また,同様の理由で,他学部生の受講はお勧めできない.
Study outside of Class (preparation and review) 次回講義のプリントを事前配布するので,あらかじめ目を通しておくこと.
Textbooks Textbooks/References モノクロプリント(講義スライドのハンドアウト)を配付する.また,このカラー版をPDFファイルとしてPandAを介して提供する.
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