Plant Breeding II

Numbering Code U-AGR01 3A242 LJ78 Year/Term 2021 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 3rd year students Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.2
Instructor name NASUDA SHUUHEI (Graduate School of Agriculture Professor)
Outline and Purpose of the Course 近年のゲノムサイエンスや植物科学の最新の成果は、生物が進化する能力の実体を次々に明らかにしてきた。この成果を作物改良に生かすため、育種の実際を紹介するとともに、進化の過程で作物が獲得してきた多様な潜在能力を解明に繋がる生命科学やデータサイエンスの利用について必要な内容を理解する。さらに、地球上の生物多様性保全が人類の持続的な生存に必須であるなら、農業自体も生物多様性の保全を目指した方向に転換する必要がある。品種育成の面から農業と生物多様性との関係を考察する。
Course Goals 次世代の食糧生産に必要な作物を開発するため、実際の育種に利用されている生命科学ならびにデータサイエンスを理解する。さらに、地球上で持続的に人類が生存するために提案されているアジェンダ、SDGs(Sustainable development goals)を念頭においた農業と品種開発のアイデアを学ぶ。
Schedule and Contents 作物の生産性向上を達成するために解明が求められる諸課題について考察する。
1 群落構造と太陽光の利用効率
2 光合成効率の改善とC4イネ
3 ヘテロシスの利用
4 水資源と乾燥耐性育種
5 開花期の制御と生産性

ゲノム解析技術とデータ解析技術と駆使した育種について紹介する。
6 量的形質の遺伝解析
7 QTL解析と遺伝地図
8 GWASと連鎖不平衡
9 次世代シークエンスとゲノミックセレクション
10 高速・大規模フェノタイピング

地球上の生物多様性を保全する農学に必要な作物開発の考察する。
11 病害抵抗性育種への遺伝的多様性の利用
12 虫害耐性育種への遺伝的多様性の利用
13 群落内個体間の隣接個体認識機構
14 圃場における生物多様性を利用した生産性向上
<<期末試験>>
15 フィードバック
期末試験の返却と解説を行う
Evaluation Methods and Policy 評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の「評価基準及び方針」による。講義時に出題する課題ならびに期末試験の素点(100点満点)に基づいて評価する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 講義中で紹介する参考文献、参考図書になるべく触れるようにして、自分自身の理解を深めることを勧める。講義の際の質問事項は出席票に記入すること。個別に、あるいはクラス全体に説明を追加する。
Textbooks Textbooks/References プリントを配布する。
References, etc. 植物育種学, 鵜飼保雄, (東京大学出版), ISBN:4-13-072101-1, 育種学が取り扱う分野の広さを実感できる
ゲノムレベルの遺伝解析, 鵜飼保雄, (東京大学出版会), ISBN:4-13-060206-3, 分子マーカーとQTL解析について日本語で学べる数少ない教科書
麦の自然史, 佐藤洋一郎・加藤鎌司編, (北海道大学出版会), ISBN:978-4-8329-8190-4, 栽培化の歴史が古いコムギを取り上げて発祥から近代育種までを一気に理解できる。
植物改良への挑戦, 鵜飼保雄, (培風館), ISBN:4-563-07793-3, 作物の遺伝的改良技術の開発経緯を辿れる貴重な科学史。
品種改良の世界史, 鵜飼保雄, (悠書館), ISBN:978-4-903487-41-0, 人類が植物改良に注いできた情熱を体験できる。
ゲノム情報解析入門(寺内教授)を受講すればゲノム情報の利用に関して理解が深まる。
PAGE TOP