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現在位置: ホーム シラバス集(2017年度) 教育学部 教職科目 教育人間学概論I

教育人間学概論I

シラバスID edu_2530
開講年度・開講期 前期
授業形態 講義
対象回生 2-4回生
対象学生 Undergraduate
使用言語 日本語
曜時限 金4
教員
  • 矢野 智司(教育学研究科)
授業の概要・目的  君たちが受けてきた学校教育は、君たちにとってどのような経験だっただろうか。自分がいちばん変わったのは、どのようなときだっただろうか。それは教育の成果といえるのだろうか。自分の教育経験を振りかえりながら、一歩一歩「教育」という言葉にまとわりつく、重苦しい生命を失った言葉の鎖をとりのぞき、教育という世界に生命の風穴を開けていこう。そのためには、いまある教育という事象を、別のものにとらえなおすことのできる自己自身の変容(意味生成)が必要となる。したがって、この講義では受講者にも能動的な参加が要請されることになる。教科書として『幼児理解の現象学―メディアが開く子どもの生命世界』を使用する。一見すると幼児教育のテクストのようだが、幼児から大人までの人間の生成変容について論じたテクストである。ただ幼児に力点が置かれるているのは、教育の課題を考えるうえで幼児という在り方が一つの極限を示しているからである。
到達目標 教育学・教育人間学についての基礎知識を学ぶとともに、教育において「人間」を考えることの重要性を学習する。なぜ人は学習するのか、人が生成し変容するとはどのようなことなのか、それに関わる大人の役割とは何か、について学習する。
授業計画と内容 受講者の理解状況によって、スケジュールの変更や、同一テーマによる回数を増やすことなど、また講義主題を一部変更する場合などがある。

第1回 導入:これからの授業の全体の説明
第2回 子ども理解の臨界点と生命論的転回:「幼児理解の現象学」の外へ
第3回 生命論とメディア身体の教育学
第4回 健康領域論:運動体験がもたらす世界の転回
第5回 言葉領域論:子どもに世界を開く言葉の力
第6回 表現領域論:メディアが開く子どもの表現世界
第7回 人間関係領域論:子どもが集団遊びのなかで作るメディア
第8回 環境領域論:子どもが動物と出会うことの畏れと喜び
第9回 生命の子どもとメディア変容
第10回 子どもの悪の体験と自己の変容
第11回 メディアが開く生命の教育①
第12回 メディアが開く生命の教育②
第13回 メディアが開く生命の教育③
第14回 メディアが開く生命の教育④
第15回 全体のまとめ
第16回 フィードバック

授業では関連する教育学の資料を配付し、教育学についての基本的知識を提示する。
成績評価の方法・観点及び達成度 学期末レポート試験によって評価する。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 授業の後は教科書で復習すること。
教科書
  • 幼児理解の現象学―メディアが開く子どもの生命世界, 矢野智司, (萌文書林),
参考書等
  • 授業時に随時参考資料を配布する。