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現在位置: ホーム シラバス集(2017年度) 教育学部 教職科目 国語科教育法II

国語科教育法II

シラバスID edu_2468
開講年度・開講期 通年
授業形態 講義
対象回生 2-4回生
対象学生 Undergraduate
使用言語 日本語
曜時限 金3
教員
  • 広滝 道代
授業の概要・目的  国語は、我が国の歴史の中で創造され、上代から近現代まで継承されてきたものであり、そして現代において実社会・実生活の中で使われているものである。このことを踏まえての国語科教育は、学校における言葉の学習の意図的・系統的・計画的な営みとして成立(1900年)してからでも、すでに100余年の実績を持っている。その間、社会の思潮や言語環境の変化に対応して、言葉と人間について洞察し、学習者観・学力観・指導観をさまざまに展開してきた。
 前期では、国語科教育の歴史と理念についての理解を深めるとともに国語科教育における目標・内容・方法・評価を究明し認識すること、学習者・教材(学習材)・教師の働きかけを考察して授業づくりの基礎理論についての理解を深め、教材研究と教材開発を考察することを目指す。
 後期では、国語科の基本的な授業づくりを構想するとともに学習者がいきいきと学習する国語教室運営のための国語科教育指導の実践力を高め、模擬授業による実践とその分析・評価・改善について検討できることを目指す。
到達目標  前期では、国語科教育学の基礎理論と国語学力を理解する。また、中学校・高等学校の内容構成・学習指導事項・言語活動例を理解し、教材研究と教材開発について学び、学習者研究をふまえた教材研究と教材開発ができるようになる。
 後期では、国語科授業づくりの基礎・基本を学び、それにもとづき学習指導案を作成し、模擬授業を実践することができるようになる。また、相互に授業を考察することができるようになる。
授業計画と内容  基本的には以下のプランに従って講義を進める。ただし講義の理解度などに対応して順序やテーマの回数を変えることがある。
【前期】
第1回: 国語科教育を学ぶために
第2回: 国語科教育の目標・学力論
第3回: 国語科教育の構造と内容
第4回: 学習指導要領の変遷を軸に次期学習指導要領に向けての見直し 
第5回: 中等国語教育史から見た今日的課題
第6回: 国語科学習指導の原理―学習者研究をふまえて―
第7回: 国語科年間学習指導計画の作成
第8回: 単元の構想と編成
第9回: 教材・学習材の研究と開発
第10回: 読むことの学習指導の方法、小説
第11回: 読むことの学習指導の方法、詩歌
第12回: 読むことの学習指導の方法、評論文・論説文
第13回: 読むことの学習指導の方法、古典
第14回: 書くことの学習指導の方法、生活文・創作等
第15回: 学習到達度の評価
第16回: フィードバック *フィードパック方法は別途連絡いたします。
【後期】
第1回: 書くことの学習指導の方法、説明文・評論等
第2回: 音声言語の学習指導の展開
第3回: 国語科授業研究―学習指導案の作成と検討
第4回: 国語科授業研究―発問・指示・板書等の計画と検討
第5回: 国語科授業研究―指導方法・学習形態の計画と検討
第6回: 国語科授業研究―授業記録の記述と分析
第7回: 模擬授業演習と研究会 (詩歌)
第8回: 模擬授業演習と研究会(中学校小説)
第9回: 模擬授業演習と研究会(中学校の評論・論説文)
第10回: 模擬授業演習と研究会 (中学校の「書くこと」の教材)
第11回: 模擬授業演習と研究会 (高等学校の文学)
第12回: 模擬授業演習と研究会 (高等学校の評論)
第13回: 模擬授業演習と研究会 (高等学校の古典-古文)
第14回: 模擬授業演習と研究会 (高等学校の古典-漢文)
第15回: 期末試験、今年度のまとめと今後の課題
第16回: フィードバック *フィードバック方法は別途連絡いたします。

 模擬授業に関しては、受講者数が多数にのぼる場合は、グループ別模擬授業を行う場合がある。
成績評価の方法・観点及び達成度 【評価方法】
前期:平常点評価(20%)、教材研究等を含むレポート、プレゼンテーション(30%)
 平常点評価には、出席状況、授業ごとに課す小レポートの評価を含む。
後期:学習指導案の作成(10%)、模擬授業と授業後のレポート(20%)、発表・討議への参加を含む探究活動(10%)、最終レポート(10%)
 前後期とも出席を重視する。

【評価基準】
到達目標について、教育学部(または教育学研究科)の評価基準に従って評価する。
履修要件 中学校における国語科、現行高等学校における科目(「国語総合」、「国語表現」、「現代文A・B」、「古典A・B」)に関する予備知識を有すること。
授業外学習(予習・復習)等 ・授業外の学習に関しては、各回の授業の中で指示します。とりわけ、テキストには目を通しておいてください。
・模擬授業においては、事前の研究・準備を行い、場合によってはグループで見通しを立てて打ち合わせ・リハーサルなどを協働し、模擬授業の創出のために努めてください。
・模擬授業後においては、一単元、一時間の国語の授業を振り返って、互いの考えを伝えあったり、議論したりすることや、議論を通して自分の考えに生かすことなどを通して、「対話的な学び」「深い学び」に積極的に取り組んでください。
教科書
  • 実践国語科教育法, 町田守弘編著, (学文社),
参考書等
  • 国語科教育の理論と実践, 甲斐睦朗監修, (現代教育社),