スミソニアン博物館にて2004年撮影 @竹沢
頭蓋骨の容量を調べるのに、しばしばマスタードの種が用いられた。しかしグールドの『人間の測りまちがい』に書かれているように、測 り方によって大きく頭蓋骨に入る種の量が変化する。白人と黒人の頭 蓋容量の差を強調するために、しばしば「欲しい数字」が出るまで測 り直したり、逆に欲しい数字がすぐ出ればそれで計測をやめるなど、 恣意的な方法がとられた。

スミソニアン博物館にて2004年撮影 @竹沢
マスタードの種をこのようなシリンダーに入れ、計測に用いられた。

スミソニアン博物館にて2004年撮影 @竹沢
頭骨の横幅を測るのに用いられた。

スミソニアン博物館にて2004年撮影 @竹沢
顔面角は、直角に近づけば近づくほど、古代ギリシャ人を理想として 知性が高いとされ、鋭角になればなるほど、類人猿に近づき、知能が低いとされたのである。

ハーバード大学ピーボディ博物館所蔵 @竹沢
(皮膚の色のグラデーション)
皮膚の色をはかり、それが記号化された。

ハーバード大学ピーボディ博物館所蔵 @竹沢

ハーバード大学ピーボディ博物館所蔵 @竹沢
毛髪も色や形状が調べられ、記号化された。

ハーバード大学ピーボディ博物館所蔵 @竹沢
現在も使われている頭骨の横幅を測る測定器

ハーバード大学ピーボディ博物館所蔵 @竹沢
現在も使われている骨などの長さを測る測定器
PAGE TOP