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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 法科大学院 選択科目I 現代法理論[Contemporary Legal Theories]

現代法理論[Contemporary Legal Theories]

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科目ナンバリング
  • P-LAW2064030LJ41
開講年度・開講期 2020・後期
授業形態 講義形式を主とし、双方向・多方向形式を適宜併用する。
配当学年 2・3
対象学生 大学院生
曜時限 火2
教員
  • 近藤 圭介
授業の概要・目的 実定法の各分野を構成する主要問題、基本原理、あるいは思考様式に対する原理的・理論的な反省のあり方について講義する。このような反省の態度は、現代的かつ先端的な諸課題に取り組むことが要求される実務法曹にとって必要な素養であると思われる。本講義では、具体的な事例の検討という手段を通じて、法曹志望の学生諸君がこの態度を身に付ける手助けをすることを主たる目的とする。
到達目標 上記「授業内容」記載の各項目についてその内容を具体的に説明できるように理解して、上記「概要」記載の成果を得ることができることを目標とする。
授業計画と内容 教科書に基づいて、以下の順で講義を行う予定である(ただし、講義の順番は変更される可能性がある)。

1. イントロダクション
本授業の到達目標と基本姿勢について概説する。
2.法の支配(教科書テーマ1)
裁判官による法的思考のあり方の論理的な分析を通じて、法の支配の射程について検討する。
3.法人格(教科書テーマ2)
人格概念をめぐる法思想史上での議論展開を踏まえつつ、法人格の捉え方について検討する。
4.悪法問題(教科書テーマ3)
法を遵守する責務にかんする理論的な論拠を考察し、悪法への対応のあり方について検討する。
5.環境と人権(教科書テーマ4)
国際社会を構成する主権国家体制の再考を促す課題として、環境と人権の意義について検討する。
6.格差と貧困(教科書テーマ5)
国際社会での財の再分配を支持する哲学的な論拠を考察し、格差と貧困の問題への法的な対応について検討する。
7.市場(教科書テーマ6)
国家による法的規制の様態や司法の役割を再検討する素材として、市場の特性について検討する。
8.社会保障(教科書テーマ7)
人格権を軸に法制度の再編を迫る見解の分析を手掛かりに、社会保障のあり方について検討する。
9.景観問題(教科書テーマ8)
公共財という経済学上の概念に基づく議論を踏まえつつ、景観の法的規制の問題について検討する。
10.租税(教科書テーマ9)
資源の平等と呼ばれる政治哲学上の見解を出発点として、適切な租税のあり方について検討する。
11.移民問題(教科書テーマ10)
割当責任国家論という政治哲学上の着想を考察し、移民の法的規制の問題について検討する。
12.家族(教科書テーマ11)
ホームへの権利という新たな考え方を踏まえつつ、家族の法的な取り扱いをめぐる問題について検討する。
13.教育(教科書テーマ12)
学習者としての子供が持つ権利という見解の分析を手掛かりに、公教育の制度化について検討する。
14.犯罪と刑罰(教科書テーマ13)
受刑者の権利と被害者の権利という二つの観点を踏まえ、適切な刑事司法のあり方について検討する。

なお、教科書テーマ15については、選択科目II「生命倫理と法」で取り扱われる内容であるため、本授業では講義しない。