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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 経営管理大学院 博士研究指導 D520000 経営科学特別演習 II

D520000 経営科学特別演習 II

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科目ナンバリング
  • P-MGT75 60479 SJ44
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 演習
配当学年 1
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
教員
  • 指導教員(経営管理大学院)
  • 砂川 伸幸(経営管理大学院 教授)
  • 若林 靖永(経営管理大学院 教授)
  • 澤邉 紀生(経営管理大学院 教授)
  • 山内 裕(経営管理大学院 准教授)
授業の概要・目的  学生が所属する実践ファイナンス領域、サービスイノベーション&デザイン領域、プロジェクトマネジメント領域において、担当教員が研究の実践、指導を行い、論文指導を行う。
到達目標 博士論文を作成する十分な能力(経営科学に関する基礎知識、調査・論文作成力等)を習得することに加えて、博士論文全体のテーマ、構成の策定、背景の整理、既存研究のサーベイ実施、博士論文で対象とする課題認識の明確化を行う。
授業計画と内容 各担当教員の博士論文指導テーマ及び指導方針は、以下のとおりである。

(1.実践ファイナンス領域 砂川伸幸)
 近年のコーポレートガバナンス改革によって,企業と投資家の目指す方向が,資本の効率性を高め,企業価値を向上させるという明確なものになった。本演習では,この潮流にのり,ファイナンス理論の観点から財務的な企業価値を測定し,企業経営や経営戦略との関連性について,定量的かつ定性的に分析する手法を修得する。社会人の特性を生かすため,大量のデータ分析による実証研究ではなく,小規模のデータを多面的に深く見つめることで,実践的な博士論文を執筆する準備を行う。

(2.実践ファイナンス領域 澤邉紀生)
 主として、業績評価システムや資源配分システムなどから構成されるマネジメント・コントロールシステムに関する経験的研究を通じて、博士論文を完成するために必要な指導を行う。まず、マネジメント・コントロールに関する近年の理論動向について体系的な先行研究の検討を行い理解を深める。そのうえで、研究テーマを絞り込み、理論的サンプリングに基づくデータの収集・分析・解釈を実施することで博士論文の完成を目指す。

(3.サ-ビス・イノベ-ション&デザイン領域 原 良憲) 
 成熟化した社会における経済的・社会的価値の持続と発展の両立を目指して、サービス・イノベーションに関する研究活動の指導を行い、博士論文の完成を目指す。具体的には、情報学フロンティアのウェブ情報学・サービス情報学における知識・情報や人の関係性分析と価値創出・獲得に関する方法論、経験や信頼情報に基づくサービス・バリューチェーン等に関する研究を遂行する。また、日本型の高品質サービスを対象に、送り手と受け手とのコミュニケーションに基づく価値共創のモデル化などのフレームワークの研究、価値の創出(クリエイティブ・デザイン)と価値の良さがわかる(サービス・リテラシー)人材教育のためのサービス・ケイパビリティ研究等への発展も対象とする。合わせて、当該研究に対応する実証・事例分析を実施し、仮説構築・検証を進め、経営領域におけるIT・知識活用へと研究成果の応用展開を進める。研究の過程では、課題認識を有する産業界の当事者との討議、フィードバック等を通して研究活動の深耕を行い、博士論文の質の向上をはかる。

(4.サ-ビス・イノベ-ション&デザイン領域 松井啓之)
 デザインとは、目的を持った人間の行為をより良いかたちで適えるための「計画」も意味しており、必ずしも解が一つでない課題に対して、種々の学問・技術を利用して、実現可能な解を見つけ出していくことである。そこで、行政や企業、社会システムの具体的な課題や問題を対象として、その解決へ向けたデザインを取り扱う。
 特に、計画理論の立場から、実証的な調査、分析に基づいた数理的なモデリング手法やゲーミング/エージェントシミュレーション等の手法を用い、その構造を明らかにした上で、深く考察し、研究活動を深耕することで、博士論文の完成を目指す。

(5.サ-ビス・イノベ-ション&デザイン領域 若林直樹)
 主として、サービスを開発、供給する企業、非営利団体のサービス・マネジメントに関して、その組織の持つ能力を分析するために、その組織的なメカニズム、経営手法、効率性を中心に研究を行い、博士論文の完成を進める。サービスを供給する組織に関する事業戦略、顧客戦略、ビジネスモデルの特性を把握した上で、コンピタンシー、組織学習メカニズム、人的資源管理、業績評価システム、国内外の空間組織について検討し、組織的な供給体制を分析する。ターゲットとするサービスの開発・供給の戦略に適合した組織活動、特に国際化に適合したものの設計と構築を行う。

(6.サ-ビス・イノベ-ション&デザイン領域 若林靖永)
 顧客創造の視点からビジネスをデザインすることがマーケティングの中心的課題である。既存顧客への適応に集中して改善努力を積み重ねるマーケティングに加えて、未来の顧客の創造にチャレンジするマーケティング・イノベーションが求められている。ICT、インターネット、ソーシャル・メディア、グローバル化、新興国の台頭、BOPビジネスなどの環境変化に伴い、マーケティングのあり方も大きく変容しつつある。演習では、ここに焦点を当てて、主として、サービス企業、非営利組織、まちづくり・観光、ソーシャル・ビジネスにおける、ビジネスモデル、マーケティング戦略とその実行組織について研究を行い、博士論文の完成を進める。特に、顧客を発見・創造し、顧客にとっての価値を生み出し、持続的に競争優位を確立できるサービス・イノベーションの一連の仕組み、変化に創造的に対応するデザイン志向のアウトプットをめざす。

(7.サ-ビス・イノベ-ション&デザイン領域 前川佳一)
 イノベーションを発想と実践の2つのフェーズに分けて考える。モノづくり(グッズドミナントロジック)の時代においては、発想(アイデア)を得てそれを形あるものに作り込む過程に比べれば、実践フェーズに投入されるべきリソースは少なくても良い場合があった。ところが売買の主体が形のないサービスが主流(サービスドミナントロジック)の現在、発想(アイデア)もさることながら、それをどのように消費者に伝えて届けるかという実践フェーズの重要性が飛躍的に増したとも考えられる。そうした観点で実際のサービス現場を分析し考察する。その方法は、理論構想、定性的方法、定量的方法、あるいはそれらの組合せとする。こうした調査分析を通じて、新たなサービス価値創造の理論および方法論を、博士論文として完成させる。

(8.サ-ビス・イノベ-ション&デザイン領域 アスリー・チョルパン)  主に成熟工業経済および開発途上経済におけるサービス大企業の成長戦略を対象に体系的な経営学の技法を応用することによる実証的研究指導を行い、博士論文の完成を目指す。企業が直面する経済あるいは政治社会環境が多様かつ異質であることを理解したうえで、理論的な課題を設定し、その課題をフィールドリサーチを初めとする諸研究を行うことによって多面的な考察を行い、具体的な実態にもとづく体系的な分析を試みる。この過程で得られた知見をもとに、新たな経営学的知識体系を導くことで、博士論文を完成させる。

(9.サ-ビス・イノベ-ション&デザイン領域 山内裕)
 サービスでは客や提供者など様々な人が関与し価値を共創する。そこではそのサービスの価値が問題となり、そしてそのサービスには人々が含まれるため、それぞれの人がどういう人なのかが問題となる。このようなサービスを正しく理解するためには、サービスを単にニーズを満たす過程と捉えるのではなく、サービスを一つの社会として捉えなければならない。従ってサービスデザインは、一つの社会を構成し、文化を作り上げる活動となる。サービスの社会的・文化的な側面を理解するための基礎的な方法論を学び、経験的な分析を遂行すると共に、社会科学の基礎理論を一通り学ぶところから始め、サービスを創出するための方法論の獲得と実践も含めて研究を進める。
 
(10.プロジェクトマネジメント領域 戸田圭一)
 国内外における大規模な地域開発プロジェクトやメガシティの再生・整備プロジェクトなどを対象として、考慮すべき様々な災害ポテンシャルを抽出し、それがもたらす被害の予測・分析を科学的な手法で進めるとともに、ハード・ソフト両面からなるベストな対応策を考察し、提案する。現地調査を含む実証的な研究を積み重ねることにより博士論文を完成させる。

(11.プロジェクトマネジメント領域 山田忠史)交通システムや物流システム、あるいは、それらを包含する都市システム、ロジスティクスシステムやサプライチェーンマネジメントを対象として、データ解析や数理解析などの科学的手法を適用しながら、その効率化・最適化を検討する。それらを通じて、対象とするシステムのビジネスや社会へのインパクトに関する知見を蓄積することにより、博士論文の完成を目指す。

(12.プロジェクトマネジメント領域 大庭哲治)
持続可能な都市空間と良好な都市経営の実現に向けて,都市・地域が抱える多様で複雑な諸課題,あるいは,関連する諸政策・法制度を対象に,社会経済活動と空間的現象に焦点を当ててつつ,土木計画学や都市計画・交通計画をはじめ,関連領域の経済学・地理学・経営学などに立脚した,理論的かつ実証的な調査・分析を行う.これにより,問題構造や政策的論点の学術的解明とともに,エビデンスに基づいた政策的インプリケーションの提示ができるように,博士論文の完成を目指す.
成績評価の方法・観点 指導を受けるに当たってのレジュメの作成、提出、担当教員とのディスカッション、最終レポートの提出等を総合的に判断して評価するとともに、博士論文を作成するに十分な知識を評価することを目的とした「予備審査」に合格すること。
履修要件 経営科学特別演習(Ⅰ)を履修していること。
同じ担当教員による経営科学特別演習(Ⅰ)~(Ⅵ)を継続して受講すること。
授業外学習(予習・復習)等 担当教員が指示する。
教科書
  • 特になし。
参考書等
  • 担当教員が適宜紹介する。