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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 経営管理大学院 博士専門科目 D320000 会計特論

D320000 会計特論

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科目ナンバリング
  • P-MGT75 60471 LJ44
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 演習
配当学年 1.2
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
教員
  • 徳賀 芳弘(経営管理大学院 教授)
  • 澤邉 紀生(経営管理大学院 教授)
授業の概要・目的 会計学は、組織や市場における会計現象を記述・説明・理解するとともに、様々な会計問題の解決を目指す学問分野である。そのため、経済学、心理学、社会学などの社会科学にとどまらず、情報科学などの自然科学に倫理学などの人文科学など多様な学問分野で構築された理論枠組みや分析手法を活用して研究が進められている。本特論では、現代の会計学研究の動向を把握しつつ、それを牽引している多様な学問分野の先端的かつ高度な理論や技法の理解・習得し、会計学研究に必要な総合的な調査分析能力の構築を目指す。講義中の討論や報告、課題論文作成によりその発達を確認する。
到達目標 会計学領域における研究方法論上の議論を理解したうえで、主たる研究方法についての標準的知識を修得し、そのうちの少なくとも1つ以上については研究実践上で利用できる水準に到達することが目標となる。
授業計画と内容 会計学は多様な理論枠組みと研究方法を利用して発展してきた。この講義では、会計学研究方法の意義と限界を適切に理解するため、方法論的な次元における理解を測りつつ、代表的な研究方法について検討する。15回の講義は、フェーズ1(第1回~第2回「導入」)、フェーズ2(第3回~第5回「伝統的な研究方法」)、フェーズ3(第6回~第8回「アーカイバルデータを用いた定量的研究方法」)、フェーズ4(第9回~第11回「サーベイや実験などから得たデータに基づく研究方法」)、フェーズ5(第12回~第14回「定性的研究方法」)とフェーズ6(第15回「まとめ」)から構成される。導入的役割を果たす第1回および第2回と、まとめの第15回をのぞき、それぞれフェーズは3回の演習から構成される。それぞれのフェーズでは、自らの研究テーマに関わる研究論文を講読し、最近の研究対象課題、先端的な会計理論、研究方法を理解する。そして、それらの理論や方法が、自らの研究テーマに如何に応用できるのかを考察し、研究方法を固めていく。受講者は、各フェーズ毎の演習成果をレポートに取りまとめ、それをもとに担当教員との議論を通じて理解を深めることとする。

第1回~第2回 (フェーズ1) 会計特論導入 (徳賀・澤邉) 
   ・会計特論の目的と評価基準および進め方について
   ・会計研究に関わる方法論的問題および主要研究方法の鳥瞰図を示し、各論の準備

第3回~第5回 (フェーズ2) 伝統的な研究方法 (徳賀)
   ・古典理論における研究方法   ・規範的研究における研究方法  ・歴史研究における研究方法

第6回~第8回 (フェーズ3) アーカイバルデータを用いた定量的研究方法 (徳賀)
   ・定量的会計研究概論  ・Market-based会計研究  ・Contract-based会計研究

第9回~第11回 (フェーズ4) サーベイや実験などから得たデータに基づく研究方法 (澤邊)
   ・Survey-based会計研究   ・実験室実験による会計研究  ・フィールド実験による会計研究

第12回~第14回 (フェーズ5) 定性的研究方法 (澤邊)
   ・定性的会計研究概論  ・ケーススタディによる会計研究とその方法  ・アクションリサーチによる会計研究とその方法

第15回 (フェーズ6) 会計特論まとめ (徳賀・澤邉)
   ・会計研究における規範理論と実証理論および理論と実践
成績評価の方法・観点 会計学研究方法の意義と限界を適切に理解できているかどうかについて、研究方法論、定量的研究、定性的研究それぞれに関するレポートおよび講義における発表・議論への貢献を総合して評価する。
履修要件 MBAにおける会計学、財務会計、管理会計、会計学WSを履修しているか、それと同等の知識を有していることが望ましい。
授業外学習(予習・復習)等 リーディングマテリアルを事前に読んでいることを前提として授業を行う。また、受講者の研究計画において受講した内容を反映することが求められる。
参考書等
  • 徳賀・大日方編著『財務会計研究の回顧と展望』中央経済社(2013) Hoque, Z, ed (2006) Methodological Isues in Accounting Research: Theories and Methods、Spiramus