D220000 リサーチメソッド
JA | EN
科目ナンバリング |
|
開講年度・開講期 | 2020・前期 |
単位数 | 2 単位 |
授業形態 | 講義 |
配当学年 | 1 |
対象学生 | 大学院生 |
使用言語 | 日本語 |
教員 |
|
授業の概要・目的 | 経営学における研究とは、経営現象における真理や原理を明らかにする知的な行為である。そして、それは「科学的な説明」を必要とする。説明することができれば、それを理解できたことになるし、応用につなげることもできる。そして、説明は「もっともらしい」ではなく、因果関係に基づく「正しい」ものでなければならない。 経営の研究方法には、さまざまなものが有り、研究目的に応じて選択し、組み合わせるべきである。本講義では、事例分析、質的研究方法、量的研究方法を紹介する。自身のリサーチ・クエスチョンに合わせて、どのように研究方法を選択し、取り組んでいくべきかについても学ぶ。 |
到達目標 | 経営学における研究方法について学び、自主的に研究を遂行できるようになることを目標とする。 |
授業計画と内容 | 次のようなトピックを説明、実習してもらう。鈴木智子一橋大学准教授にも非常勤を依頼している関係で、回が入れ替わる可能性がある。 第1回 イントロダクション―研究をはじめるにあたって 第2回 研究の課題設定とデザイン 第3回 事例研究法1 (手法概説) 第4回 事例研究法2 (分析手法) 第5回 ケースメソッド (教育法概説) 第6回 開発ケース報告 第7回 事例分析報告 第8回 リサーチ・クエスチョンと仮説構築 第9回 リサーチ・クエスチョンと仮説の発表1 [個人発表] 第10回 リサーチ・クエスチョンと仮説の発表2 [個人発表] 第11回 質的研究方法 第12回 量的研究方法 第13、14回 リサーチ・デザインの発表 [個人発表] |
成績評価の方法・観点 | リサーチ・デザイン(研究計画)の作成および事例分析を通じて「科学的説明」ができる能力達成度について、以下のような方法で評価する。 ○授業における討論参加、小レポート(25%) ○開発ケース報告(20%) ○事例分析報告(15%) ○リサーチ・クエスチョンと仮説の発表(10%) ○リサーチ・デザイン発表(10%) ○研究計画書提出(20%) |
履修要件 | 経営の研究の場合、複数の方法論を併用することが最近のトレンドであり、また望ましい(トライアンギュレーションともいう)。そのため、MBAの以下の授業を受講するか、それと同等の知識があることが望ましい: 「サービス創出方法論」(山内裕):エスノグラフィー手法等 「マーケティングリサーチ」(野沢誠治):インデプス・インタビュー手法等 「経営調査論」(若林直樹):ケース・スタディ手法と大規模サーベイ手法等 |
授業外学習(予習・復習)等 | 本講義では、発表が4回設定されている。 また、毎回の講義で学んだことを、小レポートとして提出してもらう。 本講義では、最終試験として、研究計画書(リサーチ・デザインをまとめたもの)を提出してもらう。 |
教科書 |
|
参考書等 |
|