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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 経営管理大学院 基礎科目 2090000 情報システム・オペレーションズ

2090000 情報システム・オペレーションズ

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科目ナンバリング
  • P-MGT75 50009 LJ55
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 講義
配当学年 1
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 水2
教員
  • 松井 啓之(経営管理大学院 教授)
授業の概要・目的  オペレーションズ・マネジメントとは、広義には仕事や企業活動全般を管理することと定義できるが、より限定して捉えると、企業の「ものづくり」と、「ものの流れ」に着目し、いつ、何を、どの位の量作るか、そして如何に効率的に消費者へ流通させるかという課題に、数学的な理論や方法論に基づいて最適な解を求め、適切な意思決定を行うことと考えることができる。
 現実社会の問題を数理的なモデルとして表現し、そのモデル上で最適解を求めることによって、社会の問題解決を図る方法は、一般にオペレーションズリサーチと呼ばれ、オペレーションズ・マネジメントの考え方の基礎の一つとなっている。 また、適切な意思決定を行うための理論と方法論についても、様々な理論と方法がある。さらに、顧客の嗜好の多様化や製品ライフサイクルの短縮化など企業を取り巻く環境が厳しい状況下では、製造と物流を統合的に捉える「サプライチェ-ン」の重要性が指摘されており、サプライチェーンの設計や計画、管理が、製造業のみならず多くの企業にとって重要課題となりつつある。さらに情報化の進展に伴い、情報システムはサプライチェーンに関係するさまざまな分野に導入が進められており、その知識はオペレーションズ・マネジメントを学ぶ上で必須となっている。
 そこでまず、Ⅰ.企業活動に大きな影響を与えている情報システム(コンピュータシステム、ネットワークシステム、データベースシステム)や社会のデジタル化に関する基礎的な知識、Ⅱ.適切な意思決定を行うための意思決定論(数理的意思決定、ゲーム理論)の基礎、Ⅲ.最適な解を求める方法論としてのオペレーションズリサーチ(数理計画法)の基礎的な知識の習得を目指す。それらの知識を踏まえ、Ⅳ.生産管理やサプライチェーンの諸問題(経済発注量モデル、確率的在庫モデル、鞭効果など)について、オペレーションズリサーチおよび数理的意思決定論の視点からの理解を目指す。さらに、ケース教材を用い、生産管理やサプライチェーンマネジメントの具体的な事例についても取り上げることで、オペレーションズ・マネジメント全般についての基礎的な知識の習得を目指す。
到達目標  オペレーションズ・マネジメントに関する基本的な知識と問題解決能力を習得すること。具体的には、現代社会における情報システムの役割を理解すること、経営上の課題・問題を数理モデル(数理計画法)として表現できること、基礎的な意思決定問題を定式化し解くことが出来ること。経済的発注モデル、確率的在庫モデル、鞭効果を理解していること、そして、これらを踏まえ、サプライチェーンマネジメントの基本を理解していることを目指す。
授業計画と内容  具体的な講義の進め方としては、個々のテーマについて1ないしは2週間を割り当て、予習レポート、質問レポート、演習課題レポートのサイクルを以下の予定に基づいて繰り返し、理解の確認を行う最終試験を実施する。なお、受講者の理解の状況を踏まえ、講義の順序を変更する場合がある。

Ⅰ.情報システム論の基礎
 1.企業活動と情報システム
 2.社会のデジタル化
Ⅱ.意思決定の基礎
 3・4.数理的意思決定論・ディシジョン・ツリー
 5・6.ゲーム理論とその応用
Ⅲ.オペレーションズリサーチの基礎
 7・8.数理計画法
 9.数理計画法の応用
Ⅳ.オペレーションズ・マネジメントの基礎
 10・11.在庫管理・  
 12・13.サプライチェーンと鞭効果
 14.生産管理
 15.デブリーフィング(ふりかえり)
成績評価の方法・観点  オペレーションズ・マネジメントに関する基本的な知識と問題解決能力が習得できているかどうか、以下の方法で確認する。
 演習課題レポート(60%)+最終試験(40%)
履修要件  導入科目「基礎数学」程度の数学(微分・積分・線形代数・確率)を習得していること(「基礎数学」の具体的内容は、導入科目に関するWebページを参照すること)。表計算ソフト等を利用した演習補講を予定しているので、PCの操作等の基本的なコンピュータリテラシーについては修得していることが望ましい。
授業外学習(予習・復習)等  具体的な授業は次の手順で行う。事前に用意する広義資料およびリーディングアサインメントを参考にして各自で予習を行い、可能であれば事前の質問レポート(予習レポート)を提出する。講義では、予習レポートを踏まえ講義を行う。講義中に対応出来なかった質問に対しては、質問レポートを提出する。質問レポートに対しては、次回の講義で対応を行う。さらに、テーマ毎の課題として理解を深めるための演習課題を課す。これら予習レポート、質問レポート、演習課題の3つをあわせて1つのサイクルとする。それぞれのテーマ毎に、以上のサイクルを6回程度実施し理解を深めてもらい、学期末に最終試験を課すことで、その確認を行う。
 なお、大学の単位についての標準学習時間(1単位=3時間×15週)の考えに基づき、予習・復習の想定学習時間は、講義の時間以外に、毎週4時間程度を標準として考えている。
教科書
  • 講義資料および関連資料はPandAで公開もしくは講義中に配布する。
参考書等
  • コンピュータと情報システム (Information & Computing)(第2版), 草薙信照, (サイエンス社),
  • 経営情報システム(第4版), 宮川公男,上田泰編著, (中央経済社),
  • 経営情報論(新版補訂版), 遠山暁,岸真理子,村田潔, (有斐閣),
  • 経営情報学入門(放送大学教材), 木嶋恭一,岸眞理子, (放送大学教育振興会),
  • 【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド(新装改訂3版), 斎藤昌義, (技術評論社),
  • 文科系のための意思決定分析入門, 上田秦, (日科技連),
  • 意思決定論 基礎とアプローチ(新版), 宮川公男, (中央経済社),
  • 基礎から学ぶ経営科学, 高井徹雄他, (税務経理協会),
  • オペレーションズ・リサーチ, 森雅夫・松井知己, (朝倉書店),
  • 定量分析実践講座―ケースで学ぶ意思決定の手法, 福澤英弘, (ファーストプレス),
  • ビジネス意思決定-理論とケースで決断力を鍛える, 大林厚臣, (ダイヤモンド社),
  • サプライチェーン経営入門(日経文庫), 藤野直明, (日本経済新聞社),
  • この1冊ですべてわかる SCMの基本, 石川和幸, (日本実業出版社),
  • 在庫マネジメントの基本, 石川和幸, (日本実業出版社),
  • サプライチェインの設計と管理(普及版), 久保幹雄監修, (朝倉書店),
  • ロジスティクス工学, 久保幹雄, (朝倉書店),
  • ロジスティクス4.0 物流の創造的革新(日経文庫), 小野塚征志, (日本経済新聞社),