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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 経営管理大学院 基礎科目 2040000 経営戦略

2040000 経営戦略

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科目ナンバリング
  • P-MGT75 50004 LJ44
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 講義
配当学年 1
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 火2
教員
  • 椙山 泰生(経営管理大学院 教授)
授業の概要・目的 企業の業績の格差や存続可能性の違いを説明するため,マネージャーの選択と業績とのあいだにある関係を整理したものが,経営戦略論である。事業分野,製品やサービスの組み合わせ,組織構造,活動の範囲などの様々な選択に直面したとき,マネージャーとして判断する上で必要となる基本的なツールや枠組みを理解すること,これがこの分野を学習する目的である。
到達目標 経営戦略は,経営管理に関する基本的な理解と分析能力の獲得を目的とした基礎科目として位置づけられる。経営戦略について,マネージャーとして判断する上で必要となる基本的なツールや枠組み(SWOT分析など)を理解し,実際に分析する能力を身につけることが到達目標となる。
授業計画と内容 授業は,学生の能動的な参加を軸にして進められる。通常の授業では,上記のテキストや別途配布されるテキストを読み,設定された論点に関する討論を中心に進める。教科書に書いてある内容の理解を前提として,討論のための課題が毎回提示され,受講生は提示された課題についての回答を事前に用意することが求められる。
 また,経営戦略に関連したグループ研究を授業と並行して実施する。グループで事例研究を協働して作成することを通じて,より深く能動的に経営戦略を学んでもらう。グループ研究の成果は,授業においてグループで1回プレゼンテーションの機会を設けるほか,最終的なレポートは,ターム・ペーパーとして各個人が提出する。
 授業は,以下の順序ですすめる予定である。まず,第2回から第7回までは,競争戦略について議論する。パナソニックや日立といった家電メーカーの例でいえば,多くのメーカーが参入している家庭用エアコンや洗濯機などの個々の事業分野に注目し,それぞれの業績を左右する要因に関する戦略を追求するのが,競争戦略と呼ばれる分野である。ポジショニング・アプローチ(事業が属する業界の構造や事業環境による説明)や,資源・能力アプローチ(企業の内部の資源や能力の特徴などによる説明)といった代表的な考え方や,事業機会についての理解を深め,個別の事業レベルでの戦略について考えることが狙いである。授業では事業戦略の概念を少し広くとらえ,競争と協調のバランスについても取り上げる。
 第8回以降は,何らかの意味で企業の境界の設定に関わる問題について取り上げる。まず第8回,9回では,競争戦略と全社戦略の中間的な内容である垂直統合,企業間の協働という戦略課題について扱う。第11回,12回をグループ研究の発表の機会として設けた上で,それをまたいで第10回から第13回までは,いわゆる全社戦略について議論する。多くの企業は,複数の分野において事業を営んでいる。例えば,電子機器メーカーは,テレビ,ビデオ,PC,携帯電話といった,様々な事業分野に製品やサービスを供給しており,その組み合わせは企業によって異なった独特のものである。では,企業はどのような基準で,この事業分野を選択しているのだろうか。また,事業分野の組み合わせを管理する上で,どのような考え方が有効なのだろうか。このような問題について考えるのが全社戦略という分野である。この授業では,全社戦略のなかでも多角化,M&A,国際化の3つの問題について議論する。なお,個人で提出する期末レポートは,第15回で提出する。
 授業のスケジュールは以下のとおりである。
1. イントロダクション
2. 業界構造の分析
3. 業界構造と事業機会
4. 企業の資源の分析
5. 競争戦略(1):コスト・リーダーシップ
6. 競争戦略(2):製品差別化
7. 競争と協調の戦略
8. 垂直統合の戦略
9. 提携とエコシステムの戦略
10. 多角化戦略
11. グループ研究中間発表(1)
12. グループ研究中間発表(2)
13. M&A戦略
14. 国際化の戦略
15. 期末レポートの作成と提出
成績評価の方法・観点 参加者は毎回1ページ以内で課題に対する回答を提出することが義務となる。これを全体の3分の2以上(8回以上)提出することと,期末レポートの提出を単位の要件とする。評価は,授業への出席と討論への貢献,グループ研究への貢献,期末レポートの3つを,それぞれ50%,25%,25%の配分で行う。
履修要件 経営学の基礎知識
授業外学習(予習・復習)等 参加者は毎回教科書の指定された章を読んだ上で,1ページ以内で課題に対する回答をレポートとして用意する。また,グループ研究については,授業外の時間に進めることが求められている。
教科書
  • 企業戦略論(上)基本編, J・B・バーニー, (ダイヤモンド社), ISBN:978-4478374528
  • 企業戦略論(中)事業戦略編, J・B・バーニー, (ダイヤモンド社), ISBN:978-4478374535
  • 企業戦略論(下)事業戦略編, J・B・バーニー, (ダイヤモンド社), ISBN:978-4478374542