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熱帯乾燥域生存基盤論

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科目ナンバリング
  • G-AAA03 53109 LJ31
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 講義
配当学年 1,2回生
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 火5
教員
  • 小杉 泰(アジア・アフリカ地域研究研究科 教授)
  • 長岡 慎介(アジア・アフリカ地域研究研究科 教授)
授業の概要・目的 本講義は、西アジア・地中海地域の乾燥オアシス地帯で生まれたイスラーム文明について、固有の生存基盤持続型のシステムがどのような発展してきたのか、また、現在どのような展開がなされているのか、その生態環境や歴史性を踏まえながら考察する。特に、事例として、同地域で前近代から今日にいたるまで実践されているイスラームの理念にもとづく社会経済システムに着目し、その人類史上の意義について検討する。
到達目標 西アジア・地中海地域を対象とした研究を行う際に念頭に置くべき、固有の生存基盤持続型システムについての基本的な知識・考え方の習得をめざす。
授業計画と内容 小杉泰『イスラーム 文明と国家の形成』(京都大学学術出版会、2011年)を全員で講読した後、関連文献の輪読(履修者による報告および討論)を行う。輪読文献の候補は下記のとおりだが、履修者の興味・関心に応じて変更することもあり得る。

(1)文明論、発展経路
*加藤博『文明としてのイスラム――多元的社会叙述の試み』東京大学出版会、1995年。
*加藤博『イスラム世界論――トリックスターとしての神』東京大学出版会、2002年。
*加藤博『イスラム世界の経済史』NTT出版、2005年。
*杉原薫他編『歴史のなかの熱帯生存圏――温帯パラダイムを越えて(講座生存基盤論第1巻)』京都大学学術出版会、2012年。

(2)植生
*石山俊、縄田浩志編『ナツメヤシ(アラブのなりわい生態系 2)』臨川書店、2013年。
*中村亮、縄田浩志編『マングローブ(アラブのなりわい生態系 3)』臨川書店、2013年。
*星野仏方、縄田浩志編『外来植物メスキート(アラブのなりわい生態系 4)』臨川書店、2013年。
*市川光太郎、縄田浩志編『ジュゴン(アラブのなりわい生態系 7)』臨川書店、2014年。

(3)遊牧
*松井健『西南アジア遊牧民族記』歴史民俗博物館振興会、1984年。
*堀内勝『ラクダの文化誌――アラブ家畜文化考』リブロポート、1986年。
*松井健『遊牧という文化――移動の生活戦略』吉川弘文館、2000年。

(4)水
*岡崎正孝『カナート イランの地下水路』論創社、1988年。
*小堀巌『乾燥地域の水利体系――カナートの形成と展開』大明堂、1996年。
*加藤博『ナイル――地域をつむぐ川』(世界史の鏡)刀水書房、2008年。

(5)現代
*小杉泰『エジプト・文明への旅――伝統と現代』日本放送出版協会、1989年。
*杉原薫「東アジア・中東・世界経済――オイル・トライアングルと国際経済秩序」『イスラーム世界研究』第2巻第1号、2008年。
*長岡慎介『現代イスラーム金融論』名古屋大学出版会、2011年。
*石山俊、縄田浩志編『ポスト石油時代の人づくり・モノづくり――日本と産油国の未来像を求めて」昭和堂、2013年。
*萩原淳「サウディアラビアの近代化――非石油民間企業の分析と消費社会化」『イスラーム世界研究』第6巻、2013年。
成績評価の方法・観点 講読での発表、および討論への参加度によって評価する。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 輪読の準備に際しては、関連文献も事前・事後に参照して、理解を深める自学自習をすることを推奨する。
教科書
  • イスラーム 文明と国家の形成, 小杉泰, (京都大学学術出版会),