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アジア市民社会論

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科目ナンバリング
  • G-AAA03 83313 LJ31
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 木2
教員
  • 水澤 純人(アジア・アフリカ地域研究研究科 助教)
授業の概要・目的  市民社会概念の基礎と地域研究における応用の可能性を、南アジアをはじめとしたアジア諸国の事例を通じて学ぶことを目的とする。扱うテーマは、市民社会概念の歴史的系譜、グラムシのヘゲモニー論、グローバル市民社会論といった市民社会論の主要議題に加え、ムスリム諸国やインドにおける概念の適用を巡る議論を中心とする。
 受講生は課題文献を事前に精読し、自らの対象地域や研究課題への応用を念頭において授業に臨むことが期待される。
到達目標  次の2点の習得を目指す。

1. 市民社会論の基本概念と、非西洋諸国への適用をめぐる議論の概要
2. 南アジアやムスリム諸国の政治・社会変容に関する基礎的知識
授業計画と内容  各回は次のテーマを扱う。なお、講義の進みぐあいや受講生の関心に対応し、順序や同一テーマの回数を変えることがある。

1. 市民社会論の概要と授業案内
2. 近代ヨーロッパの「市民社会」
3. マルクス主義の系譜とグラムシのヘゲモニー論
4. グローバル市民社会論
5. アジアの市民社会論(1)
  市民社会概念の適用の是非をめぐる議論を解説する
6. アジアの市民社会論(2)
 パルタ・チャタジーの「政治社会」の議論を解説する。
7. ムガル王朝の権力構成と地域社会
8. 植民地の「市民社会」と中間層
9. 現代南アジアにおける市民社会と宗教
10. 暴力と市民社会
11. イスラームと市民社会(1)
   ムスリム諸国における市民社会概念の適用をめぐる議論を解説する。
12. イスラームと市民社会(2)
   市民社会の主体としてのウラマーとイスラーム主義者をめぐる議論を解説する。
13. パキスタン市民社会の変容(1)
   独立後から1980年代までの宗教論争の構図を解説する。
14. パキスタン市民社会の変容(2)
   冒涜罪をめぐる議論を事例として市民社会における暴力の問題を解説する。
15  総括
成績評価の方法・観点  自らの研究関心との関りを重視する。達成度は平常点(7割)と期末レポート(3割)を組み合わせて判断する。なお、平常点は、授業への参加状況と適宜課す小レポートの評価を含む。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等  指定した文献(大半が英語)を熟読し、感想や質問を用意してくるのが望ましい。発表の担当に回った場合、内容を要約したレジュメを作成してくること。
教科書
  • 授業中に指示ないし配布する。